11月分12月分になります。
推しが引退なので、第一部完みたいな回です。
11月中 大和
緑アキさん関東ラスト!
初めてアキさんを観た劇場が大和…そこが関東ラストなので、個人的な思い入れが強くなりますね。
今回はストリッパー、Wポール、デビュー作を観ました。どの演目も黒髪verも金髪verも観ていますが、すごく華やかだし、やっぱりステージ映えする女子だなぁとしみじみ。
この日は2月のツアーでご一緒だった方も友達も一緒だったので、推しを観て頂く回みたいになっていてありがたかったです。
大和はホームみたいな気持ちなので、勝手がわかっているのも過ごしやすいところです。
売店で飲んだラムココアが美味しかったなぁ。
11月結 新宿
2月のツアーでご一緒した女子の推しの樋口みつはさんと10月の浅草でとても良かった笠木いちかさん目当てで新宿ニューアートへ。
初めての劇場です。コンパクトな栗橋ってイメージかなぁ…開演に間に合えばいいやーで入ったら立ち見でした。
樋口みつはさんは可愛らしい容姿で好きなバンドの曲も使っているので、勝手に好感度大。笠木いちかさんは本人に似合いすぎるフリフリのドレスでアイドル感が爆発していました。
さっきから可愛い、可愛いしかいっていませんが、ストリップなので、ちゃんと脱ぎます。
先にも書いたように立ち見だったのですが、足が痛くなるという体力の限界で1回目だけみて会場をあとにしました。
可愛いコが観たい…という漠然とした欲望で行くのもいいかもしれないな…と思ったので、新宿ニューアート含むロック座系列の香盤はチェックしたいなぁ…と思うなどしました。
12月15日 新宿ロフト
緑アキさんのポールを観に新宿ロフトへ。
ポールダンス2組、バーレスク2名、ストリップ1名…他にもコントや緊縛ショー、ライブもあるよ!な盛りだくさんイベントでした。
緑アキさんの出番は3番目。少しストリップ要素もあって衣装チェンジは脱ぎあり。
ニコニコでポールのトリック(技)をバシバシ決めて、回転もしてくれるので大迫力でした。
バーレスクやストリップも楽しみましたが、バーレスクのダンサーさんたちも変化球&攻め攻めで自由で生き生きしているのが楽しかったです。
キノコホテルのマリアンヌ東雲様のライブでは、キノコホテルファンのアキさんも満喫されたご様子。演者はフロアに出て来てまったり過ごしたりスタッフ的に動かれる方もいましたが、アキさんはまったり過ごされており、私も少し挨拶が出来ました。ポラ代払っていないのにこんなに話せてよいのかしら…?
12月結 晃生
緑アキさんの引退イベントがある日を狙って布施にある劇場へ。
朝は高速バスで京都着、モーニング後に大阪に移動して知人の展示をみて布施…というきつきつスケジュールでしたが、計画通り1回目のアキさんから観ました。ストゼロOLで見付けて頂いて嬉しい。
会場ではアキさんファンの方たちや劇場でたまに会う方に挨拶したりなんだか不思議な年の瀬感。
趣味のイベントでご一緒した方と隣り合ってショーを見ていたのですが、写真などの時間に色々話せて楽しかったです。
女性だとストリップの楽しみ方に個性が出るのと、自分の言葉でストリップの好きなところを語ってくれるので、自分ではわからなかったことに気がつけていいですね。
緑アキさんの引退作は「緑アキストリップ編完結!姉妹誌で新章連載決定!」な希望溢れる仕上がりで最高でした。
引退イベントでは、コメントする人やお花の受け渡しをする人もさせて頂きました。あんな大きな薔薇の花束、初めて持ったよ…。
バスの時間に不穏さがあり、コメントはヘラヘラして超ポジティブな仕上がりになりましたが、引退さみしいよりも、新章楽しみ!これからも好きでいさせてね!という気持ちが伝わってくれたらいいなぁ…。
ちなみにバスは何とかなって、東京に帰れました。
12月結 大和
アウェイの劇場の後日に自分にとってのホームの劇場で癒やすという荒業みたいなスケジュールで大和。目当ては浅葱アゲハさん。
最高に可愛い演目をクリスマスバージョンでお届けされました。通常版もみていますが、クリスマスアレンジになると、特別感も出ていいですね。
今年の周年作「かぐや」は大和の劇場だと照明の関係か、渋谷で観たときとは違う印象。
渋谷は美女の形をした別の生命体だったけれども、大和だと月の住人は皆しなやかで美しい身体を持っていそう…なんて思いました。
ちなみにアゲハさんには「あなたの推しは大阪にいるはずなのに、どうして?」という表情をされた気がしましたが「昨日は大阪でした」とお伝えしましたが…これはこれで劇場大好き!な感じがするなぁ…と思い直しました。
かにまろちゃんといくストリップごはん
11月中 大和
劇場下の焼き鳥屋さんに行きました。
大和にくると大抵はここ。
12月結 大和
大和駅近くの喫茶店で。海老カレーが美味しかったです。デザートはお店のスタッフさんの薦め方がスマートで思わず頼んじゃいました。
きもの
11月中
豆千代モダンの緑色の薔薇、同じく豆千代モダンの緑色の帯で名前で推しがわかるコーディネートにしました。
推し活以外でもめちゃくちゃ気に入っているコーディネートです。
12月結
大阪は極寒だよ!ということで、ウールの着物でした。中にはセーターも着込んでいました。
帯は自作の刺繍帯。実はクリスマスカラーを意識していましたが、マゼンタなので、そんなにクリスマスカラーじゃないですね。
俺の推しの話
緑アキさんがストリップ引退なので、アキさんの話もこそっと書きますね。
初めて観たのは21年8月頭の大和でした。
交際相手の男にストリップ通いをされ、(それ以外にも理由はあって)別れたのですが、「ストリップ、一度は観てみるか…」と思ったのが劇場に足を踏み入れるきっかけでした。
いきなり元交際相手の男の推しをみるのは厭だったので、元々知っていた浅葱アゲハさんがいる日にしたいと思って香盤を確認していたら、一緒に出る緑アキさんって黒髪のコがめちゃくちゃ可愛い…と思って大和に行くことにしました。
初めて観たアキさんの演目は「デビュー作ポールダンスver」…キラキラしたセパレートの衣装でポールのトリックをバチバチ決めていく様子に「カッコいい!ストリップってこんなに攻め攻めでカッコいいんだ!」と一目みて好きになった記憶があります。写真もその時に撮りました。決意が遅くて、写真用の衣装(業界用語でポラ着)は脱いだ後でしたが、「あなたを観てみたかったんです」と伝えた記憶があります。ちなみに初めての写真はデジカメが久しぶり過ぎてめっちゃブレました。でも、また観に行くからいいやーとかそんなことを思っていました。
そんなわけで、初めて観た時から、ずっとアキさんのことが好きで、関東の劇場に乗る時は必ず観に行くようになりました。
アキさんを観に行くうちに、ストリップが攻め攻めでカッコいいというより、アキさんの演目が攻め攻めなのに気が付きましたが、そんな所も好きでした。
私は着物で観に行っていたからか、アキさんにはすぐに覚えて頂いて、写真の時には知っている人を見付けた人の笑顔で迎えてくれるようになりました。アキさんは連投(毎週は乗ること)はしないこともあり人の顔と名前を覚えるのに苦戦する中、私の名前はさらさらと写真の順番表に書き込んでくださる様子に「本当に覚えて貰ったんだ…」と思うなどしていました。
アキさんの演目はエアリアルを取り入れた華やかな物が殆どで、趣味が演目に反映されているように思えました。耽美なもの、頽廃的なもの、そうしたものがお好きかなぁ…と。21年11月中の渋谷では、アキさんのお誕生日が近かったので、きっと好きだろう…という気持ちの下、山本タカトのラベルの赤ワインを差し入れしたところ、見事に的中しました。趣味が合うほうが話が圧倒的に早いので助かる&やっぱり好きです…となり、更にハマりました。
月岡芳年の月百姿にありそうな1周年作を経て、代表作となったストゼロOLが発表されるのですが、コミカルな演目もされるんだ!と思った記憶があります。ストゼロOLは好評だったからか、よく出され、磨かれていくのをみましたし、この演目のお菓子配りの時には必ず見付けて貰えるのが嬉しかったです。
大和だとエアリアルポールも固定ポールも使用する演目「Wポール」も出されて、ポールダンサー要素強めに攻め込んでいたのと、選曲に私が来日公演に行くほど好きなミュージシャンの曲が使われていたのは心から煌めきを感じました。大好きな女子が、私が好きなミュージシャンの曲でポールのトリックをバチバチにキメていくとか、人生のご褒美が過ぎました。
その後の演目はオオミズアオの仙女様が人間の身体を謳歌するような演目「緑花」、リゾートな夏演目「SUMMER LOVE」、そしてエアリアルは控えてストリップの自由さにご自身の趣味をぶちこんだ2周年作…と今にして思うと、ポールダンサーが本業とはいえ、ストリップに寄り添おうと頑張られていたんだなぁ…と思う演目が生み出されていました。
追記
あと、思い出深い演目では、2週しか出さなかったCATという演目があるのですが、この演目で解釈の一致があったのが嬉しかったです。
この演目は白いロリータ風の装いで始まるのですが、ロリータテイストが強い時はセクシーなことはしないという構成になっています。ロリータ服でそんなにえっちなことをしてほしくないので、嬉しかったです。
と、いうのは、私は元々ロリータ服を着ていたので、ロリータ服が性的なことに使われるってちょっと抵抗があるんですよね。好きな人が私が苦手な扱いをしなかったというのが、本当に嬉しくて。趣味が合うの範囲かもしれませんし、単に最初の方だけロリータテイストだからといえばそうなのですが…演目で傷つけられずに済んだのが本当に嬉しかったです。
(追記おわり)
22年は夏から晩秋にかけてアキさんの関東コースがないという時期がありましたが、22年11月中に大和に乗ることが決定した時は嬉しかったです。
骨折した足を引き摺りながら、ポラ列に並んだ時は「足!どうしたの…!?」とアキさんを心配させたものの、私自身はヘラヘラしており、ちゃんと誕生日プレゼントは渡すという推しの為なら少しの無理もしますね!具合。
ちなみにこの時のプレゼントは丸尾末広『少女椿』のTシャツ…お辞儀をしたみどりちゃん(少女椿のヒロイン)にコラージュが施された柄でオープンショーで着てくれたら最高…という理由でプレゼントしましたが、すぐにその回のオープンショーでお召になってくださり、しばらく愛用してくださりました。ありがたやー。
他にもお許しを得たうえで浴衣を縫って差し入れするという「私の特技で少し喜んで頂けたら私は嬉しいです!」ということをしたり、友達を連れて行ったり、友達が「君の推しのアキさん」として認知していたり、楽しい事ばかりでした。
アキさんから私個人に貰った言葉や演目で使われた曲が趣味が合う、衣装が華やかで可愛い、あれ?これはファンサ?イモータン・ジョーが俺を見たぞ!的なやつ?など、推してて…良かった…と思う瞬間がたくさんの2年4ヶ月でした。
以上、思いつく限り振り返ってみましたが、演目もストリップ独特の演者とお客さんの距離感も楽しみ、世にいう推し活を充実させていただきました。
私が男と別れて憎む可能性もあったストリップというものに関して、アキさんを知って好きになって、そして推してて…良かった…という気持ちになるものでした。これだけでストリップ自体はあまり憎まずにいられる気がします(ほかは色々憎みます)。
アキさんのストリップ引退に関しては「ついに来たかー」という気持ちだったのと、ステージでの活動は続けるとの事だったので「今度はどんなところで、どんな演目をするんだろう!?すごく楽しみ!」と次への期待ばかりで、引退を惜しむ他のお客さんたちをよそにヘラヘラしていました。先にも書いた通り、引退イベントのファンからのコメントでもヘラヘラしていて、この女、大丈夫かレベルだった気さえします。
私はン十年ものの治療不可のネガティブでノーフューチャーなのですが、アキさんのことに関してはすごくポジティブでいられる気がします。
これが推し活というのならば、アキさんには優しくポジティブな言葉をかけたいし、差し入れをするなら「今日はちょっといいことあったな」と思って頂けたら嬉しい…そんな心がけが巡って自分のためにもなったのかもしれません。だったらいいなぁ。