衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

劇薬本リストを読破する~Level1編~

4日連続公開企画の第1弾です。よろしくね!

この付録だった劇薬本&トラウマンガリストをすべて読むという試みをしたところ、無事読破となったので、短めのレビューなどをば。

今回はカテゴリーlevel1の短いレビューです。

 

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言葉を尽くして教えてくれる『絵を見る技術』『浮世絵の解剖図鑑』

どうして言葉を尽くしてくれなかったんだろう…と思った過去がありつつも、今は言葉を尽くしてくれる人もいる。

絵を見る技術 名画の構造を読み解く

絵を見る技術 名画の構造を読み解く

 

読了。

副タイトル「名画の構造を読み解く」とある通り、絵の主役、導線、バランス、色、構図などで解説するロジカルだけど難しくない絵画の解説本。

図解たっぷり、順を追って素人がついてこられるように考えた構成が優しく、著者の素とも思える言葉に信頼しかない。

…名画を読み解くのに著者が高畠華宵やアーサー・ラッカム、そして文章でジョジョについて触れているあたり、「信用できる…!」ってなりませんか?私は信用できる…!てなりました。

 

私が読んできた美術の本って、伝える気がないんだか、美術は高尚なもので素人はだまっとれみたいな物ばかりで私は対象読者じゃないんだ…わからないなりに観るしかないんだ…と思っていたから、この本は「こんなに言葉を尽くしてくれている!」という気持ちになりました。

 

浮世絵の解剖図鑑

浮世絵の解剖図鑑

  • 作者:牧野健太郎
  • 発売日: 2020/09/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

読了。

浮世絵の解説本。図版は実際の物ではなく、現代のイラストレーターが元の絵を模写したもの…というのが引っかかるも、江戸のアレコレの話は面白い。

美術館の解説ではこうはいかないと思えば、アリかなー。

 

…読書自体は読書量がやや戻ってきたので、記事にしたほど書きたい本があればまた。

本当にマイペースなブログになっていますが、相変わらず本を読むのは好きです。

アル中の話『甘いお菓子は食べません』、『全部ゆるせたらいいのに』

私は良くカニバリズムの描写がある本を引き当てるけれども、友人はアル中を引くことがある。その中で友人が読んでいて面白そうだった本を読みました。

甘いお菓子は食べません (新潮文庫)

甘いお菓子は食べません (新潮文庫)

 

「この人たちの悩みはハプバーに行けば解決するのでは?」と思うほど一人でセックスの悩みを抱えている話がいくつか出てくる。

そんな中での「残欠」という話はアル中を扱っている話で参考文献もいくつか載っている。丁寧に暮らさざるを得ない人を書いているが、その実アル中だからというもの。

セックスの話ばかりなのは女性のための官能小説を掲げていたR-18文学賞出身だからなのだろうけど、なぜかこの賞の出身者はセックスを書かないほうが面白い気がする。

 

全部ゆるせたらいいのに

全部ゆるせたらいいのに

  • 作者:一木 けい
  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

この作者もR-18文学賞出身だった。

アル中の父を持ち、夫はアル中疑惑という業を背負い込もうとしている女性の話。

アル中者の云い分がかなり腹が立つのだけど、主人公、お父さんがアル中だけど夫をどうにもできないし、お父さんもどうにもできなかったので絶望感しかないけれども、最悪な状況ほど判断力が鈍るので仕方がない…が、周囲の人間は性善説すぎて、この主人公の夫がアル中ではなく、DVだったらお亡くなりになるかもっと手遅れになっていそうで、そっちの方が気味悪かった。

明るい切除と再建『我がおっぱいに未練なし』

もしも命と引き換えにおっぱいを切除することになったら。

我がおっぱいに未練なし

我がおっぱいに未練なし

  • 作者:川崎貴子
  • 発売日: 2017/09/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

読了。

発覚、摘出、そして再建までの乳がん日記。物凄く明るい日記なので、所々吹き出しつつ楽しく読んだのだけど、検査と保険は大事だな…となったし、楽しんで苦しんでも同じ年月なら楽しんだ方がいいわけで…と思えるそんな日記。

友人とおっぱい切除の話をしたので、読んでみたのだけど、自分にとって何が必要か、どうしたいか見極めるのも重要だよね…という気持ちになった。これは乳がんに限らずだけど。

 

感想を観ると「自分はそこまで強くないから参考にならない」という感想もあったけど、発想の転換としてもこういうのいいなと思った派。人と比べてもキリがないけど、明るさと云うのは見習うことが出来るものだと思っているから。