衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

スト活きもの日記 2023年2月

2月のスト活着物日記です。

東洋ショー部分が長いので、目次は劇場別にしました。

 

 

2月中 渋谷道頓堀劇場

推しの緑アキさんが渋谷道頓堀劇場(以下、道劇)に乗るぞー。

道劇は照明がキレイで、ポラを撮る楽しみもステージ写真を買う楽しみもあって、女子トイレがある!

…というわけで、大変楽しみにしていました。

たまたま友達が人様連れで来ているタイミングだったのですが、友達のスト客レベルの上がり具合を目撃したのはまた別の話。

緑アキさんの出番は1番目。1回目のストゼロOLはすっかり定番の演目。道劇の吊床の位置は空間が広めに取れるからか、アキさんもいきいきノビノビで、ハイテンションなストゼロOLを観ることが出来ました。名刺配り改めお菓子配りの時にも見つけて貰えて嬉しい。

2回目は2周年作。直近の大和で観ていますが、大和の長い花道を利用した距離感による夢と現実の行き来を道劇では照明で表現しており、より幻想的な仕上がりになっていたのと、ストリップにおける投光は演目の完成度を更に上げるものなんだなぁ…としみじみ。

 

この日は蒼稀子さんの1周年イベントがありました。蒼稀子さんは物静かそうな方ですが、先輩たちの言葉を受けて丁寧に話される様子が印象的でした。演目もコンテンポラリーダンスの要素が強く、かなり独特の雰囲気ですが、細身のお体と相まって不思議な生き物っぽさや空間をつくり出されるのでストリップの懐の深さを感じます。

 

 

2月結 東洋ショー

この日はまいまい京都さんのツアーで東洋ショーに行ってきました。

募集は女子だけ、なぜならこれは女子のためのストリップ入門ツアー!もちろんすでにスト女も参加OK!

服装については「動きやすい格好」という指示だけだったので、友達と私は「盆に乗せていただけるのだから、ここは動きやすくて、盆に乗るのにふさわしい格好をだね…」と思ったのか2人して「踊り子さんの演目の1曲目の衣装」みたいな恰好で大阪は天満駅に集合しました。

(友達はドールっぽいロリィタ、私は桜柄の着物に袴)

このツアーは東洋ショーの全面協力で、劇場内のアテンドも踊り子さんが担当。香盤を観ながらわくわくしていたのですが、集合時にまいまいさん(Aさん、Kさんの2名)に「徳永しおりさんが担当します」と教えてくださり、喜ぶと同時に暗い人特有の「そんなにいいことあるわけな…あった!え、もうすぐしぬ!?」という伝わりにくいことを考えていました。

嬉しいんですけど、人生に喜びが少ないから、なんかいいことあるとこれからどんな目に遭うか心配になっちゃって…。

それはともかく、徳永しおりさん…浅草ロック座の座席からずっと見上げていた女神さまのような人が、目の前に?と、上手く妄想できないことを思いつつも、集合して、まずは自己紹介。

友人の自己紹介をまいまいさんが上手くキャッチしてくださったので、スト女たちは自己紹介に推しの名前を告げるスタイルになりました。ちなみにロック座系の踊り子さんが推しの女性が多くて、非ロック座系は友人と私でした。知らない人はなんだかよくわからないかもしれませんが、ロック座かそれ以外かで分けられると思ってください。

東洋ショーに向かいつつ、まいまいさんに天満駅周辺を案内していただきました。街歩きツアー初めてですが、観て歩いて解説をもらうって良いですね。特に初めての、そして魅力あふれる街なので、案内されながら緊張もほぐれていきます。

東洋ショーではかぶり席(ステージに面した席)を狙って並ぶお客さんを横目に、関係者口から入場、東洋ショーの専務さんにご挨拶し、ツアーで抑えた一帯の個別席はくじ引きで、私は本舞台の前になりました。

まいまいさんのKさんによるストリップ愛が感じられるストリップ講座を経て、いよいよ徳永しおりさんのご登場です…だったのですが…近い…徳永しおりさんの一番近くの席に座ってしまった…ちかい…美しい人がいる…微笑んでくださっている…美しい…人形のド変態の私でも「ガワがお人形さんみたい…」って思う造形美。

タイレル社のレプリカントと云っても信じてしまいそうな美しさでしたが、徳永しおりさんはお客さんの思いの頑張り屋さんで働き素敵女子なエピソードをたくさん語ってくださりました。美女に人間味、もうね、好きになりますね。

徳永しおりさんを好きになったところで2グループに分かれて、踊り子さん体験!

フィナーレをやってみようという事で、徳永しおりさんが一人ひとりにフィナーレでの盆の振り付けをレクチャー。どの人にも優しく笑顔で声かけをしてくださっていました。

「投光室の方を見ながら歩いてね」「戻るときはみんなの顔を観ながら」とポイントも教えて頂きました。

フィナーレは名前を呼ばれたら盆に出ていき教えてもらった動きをして戻るというものですが、希望者は踊り子名で読んでもらえるので、私は「ムスビ子」としました。

踊るという動きができないので、思うように動けませんでしたが、それでも、名前を呼ばれて盆に上がって踊り子さんっぽく動くって楽しかったです!

徳永しおりさん退場後は、自由撮影タイム。盆も回して頂きました。サービス精神旺盛すぎて、東洋ショーさん、好きになりますね…好きになりました。

盆ではスワン→シャチホコシャチホコからのバランスポーズを取ってみましたが、後で友達から貰った動画を観たらしょぼしょぼでした。やっぱり踊り子さんって特別な訓練を受けていますよね!

 

その後はステージを観てみよう!ということで、通常運転の東洋ショーで2月結出演の踊り子さんたちによるショーを観てきました。

どの踊り子さんの演目も楽しかったですし、東洋ショーさんを好きになったので、一人ひとり感想を…。

 

西園寺瞳さん

一緒に行った友達が過去に「ヲタクに優しい…」と評していましたが、実際にみたら、演目のモチーフも選曲もヲタクがわかるし、好きなもの!

ゲームモチーフや薔薇や黒い羽、ポラ着もシスターで背徳的だけど、わかるし、みんな好きだよね?日和っているやついる!?とばかりに繰り出してくださる。

瞳さんは小柄で細身で、あどけなささえ感じるのに、芸歴は20年超!

あの肉体の時を止める秘訣はやはりダンスなのかしら…運動、頑張ります…。

 

松本ななさん

過去にミカドと大和で拝見しています!スレンダーで元気いっぱいの明るいお姉さんなので、香盤にいると嬉しい踊り子さんの一人!

1回目はお顔立ちにもしっくりくるカッコイイ和風の演目を持ってきたかと思いきや、2回目はパンダ神拳というアポカリプスの頃…な例の漫画をベースにマッドでマックスなステージを繰り広げており、ゲット野生かつテンション高めに客席を湧かせていました。もちろん、最後は愛を取り戻します。

 

有沢りささん

浅草ロック座で拝見しています!

ロック座で展示されているこの方の写真を観ていたら、後ろにいたお客さんが「この踊り子さん、妖艶だったね」と評しており、妖艶って音声で聞くの初めてだよ…でも、わかる…となった思い出があります。

今回も妖艶なる存在がストリップをすると情熱にもヴィジュアルショックなロックにもなるという変幻自在っぷりを目撃しました。OPショーでは笑顔とチャームポイントのお胸で煌めきを振りまいていて、ギャップ萌えまで兼ね揃えていました。

 

椎名ほのかさん

東洋ショー劇場の踊り子さんたちにはキャッチコピーがついているのですが、東洋ショーのプリマドンナのコピーに恥じぬ儚くもキュートな踊り子さん。

バレエのポーズを切ると少女性が溢れます。制服もアイドル衣装もしっくりくるのですが、ストリップなので惜しげもなく肉体を見せてくれるので、ありがたい気持ちになります。

 

徳永しおりさん

今回のツアーをアテンドしてくれた踊り子さん!ずっと浅草ロック座の客席から見上げていた女神様ですが、近くで見ても素体は何製でしょうか…と思うほどお人形っぽさがある一方で笑顔がキュート!

ツアーでお話を伺いながら、お客さん思いでプロフェッショナルでストイックな頑張り屋さんなんだなぁ…と感動しました。

演目はうさぎをモチーフにしたショーマン&ショーガールな演目でした。この方に一瞬ではあるものの、振り付けをレクチャーしていただけたなんて、ありがたい限り。

実はこの日は2回目のステージが中断してしまい、心配していました。頑張り屋さんな働き女子な内面をツアーで知ったために余計に…。でも、翌日にはショーに復帰されていたので、一安心。引退されるとのことなので、駆け抜けていかれるのかなと思いますが、お体に気を付けてという気持ちです。

 

そんなわけで東洋ショー、めちゃくちゃ楽しかった…。

システムは独特ですが、お客さんに楽しんでもらいたい、ダンサーさんの負担を減らしたい…と皆の幸せを模索してできた部分も多いかな?と思いました。

贔屓の踊り子さんたちは非ロック座所属が多いのでこの機会でないとなかなか行かない場所かな?と思っていましたが、このツアーで劇場として好きになったので、また行きたいなぁ…でも、劇場にいると時間が溶けちゃうので慎重に…。

2回目まで観て、私は梅田でりくろーおじさんのチーズケーキを買って京都でビリヤニ食べて帰りました。

 

2月結 池袋ミカド劇場

旅を経て、一発目は池袋ミカドでした。

見たい踊り子さんの中でも好きな人たちができるだけ一緒になって欲しい…と思ったら、2月結の池袋に出現!浅葱アゲハさんと蟹江りんさんが一緒なんて私得でしたし、ほかのメンバーも好きな感じの人たちで固まっていて、好きと安心の香盤でした。

 

浅葱アゲハさんはLOVEという♡型の特注リングでエアリアル演目、新作のあげこのたまご(こちらは双子の妹の「浅葱あげこさん」によるもの※そういう設定です)というキュートでそしてストリップなのでえっちな展開になる演目でどちらも愛に溢れていたのですが、それを経てみるトゥーランドットはお姫様が愛に目覚めるように見えました。

前回、トゥーランドットを見たときは池袋の下から煽る照明でお姫様の残酷さと美しさの方を観ていたので、一緒に来る演目で印象が変わりますね。

どう読むのが正解っていうのもないかもしれないし、私の勝手な深読みかもしれませんが、ストリップもまた投影のエロな気がするので、そういう読みも許されたさ。

 

蟹江りんさん(以下、蟹ちゃん)は演目4コだしの豪華仕様!

どの演目も過去に一度見ているけれども、場所が変われば印象も変わるし、何より私が好きな「蟹の悪魔」がまた観られたのが嬉しかったです。

この演目、衣装が黒を基調にしていて、とても可愛くて、私の好みで、どこのゴス、フェティッシュ系のお店がプロデュースしたの…あ、蟹ちゃんご本人か…となるほど、ラブリー!

整ったお顔立ちと髪色も良く変わること、ストリッパーというのも相まって、ファッションドールみたいな可愛さの蟹ちゃんなので、ついついずっと見ていたくなっちゃう。今回の池袋は休憩をはさみつつ、演目4つ観てきました。

蟹ちゃんはInstagramで練習風景をアップしていることもあってか、演目に反映されたかな…というワクワクもあります。どの演目も以前よりも磨かれている様子ですし、何よりもポーズを切るときの気持ちよさそうな表情がまた素敵なんです。

 

 

2月のきもの

2月中 渋谷

推しの名前にちなんで深緑色のお召し。

この日はあたたかったので、春羽織にしました。

 

2月結 東洋

踊り子さん1曲目かつ動きやすい格好と思ったら着物と袴になりました。

前日はこちらの着物だけだったので、旅行のときは袴で変化をつけるのっていいかも?

 

2月結 池袋

薔薇尽くし。帯のお太鼓に蝶々、帯留は蟹で目当ての踊り子さんコーデに。

でも、これだけだと寒いので、劇場では羽織を羽織っていました。

 

2月はこんな感じでした。

3月は暖かくなるから、また着物のラインナップに変化が出るはず。すでに楽しみにしている香盤もあるので、身体に気を付けて劇場に向かいます。