衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

スト活きもの日記 2023年1月

初めての試みですが、ストリップと、その時着ていた着物についての覚書。

元々はZINEにしようと思って温めていたのだけど、「需要ってあるの…?」「作れるの…?」となったので、形だけでもと思いブログにしてみました。

月1程度更新できたらいいな。

 

観劇履歴

1月頭

栗橋

「年末年始は帰ってこなくていいです」と母に云われたので、実家から一番近い劇場の栗橋へ。

この日は開場後、開演前に踊り子さんが舞台の端っこで甘酒を振る舞ってくれる…というサービスがある日でした。

永瀬ゆらさんと牧瀬茜さんが暖かく着込まれて、盆の横、ポラを撮るときのスペースで鍋から甘酒を注いでお客さんに振る舞ってくれる…永瀬さん、牧瀬さんのにこやかな様子に正月は美人の親戚から甘酒をもらう…という記憶が捏造されそう。

目当ては蟹江りんさんだったのだけど、マロンという可愛らしい新作を出されていました。

衣装がロリィタ服っぽくて可愛かったので、ポラのときに「私、昔、ロリィタ服を着ていたの…」から、蟹江りんさんから好きなロリィタ服ブランドを教えて貰ったので感想はやっぱり伝えた方がいいな…となりますね。

蟹江りんさんは2回目は着物風のドレスから始める演目で、3回目は去年の12月結の新作の浅葱色と白の衣装の演目だった。まだまだ観てみたい演目もあるので、今後も楽しみ。

女子人気が高い黒井ひとみさんは某美少女戦士アニメのキメポーズをバシバシキメる演目を楽しげに演じられ、永瀬ゆらさんはエアリアル演目を持ってこられていて、個人的に良いもの見れた気持ち。

お正月興行ということで、この日は栗橋所属の踊り子さんたち=栗組によるミニ演劇がありました。

劇の内容は場末のスナックの太客を巡って、お店のママたちが歌合戦で勝敗を決める…というもので、踊り子さんがそれぞれ1人1曲歌ってくれるのだけど、司会進行の黒井ひとみさんはかなり肌色面積が多いおもしろミニマルな装いで、蟹江りんさんは猫(!)という役どころもあって、衣装は猫耳、首輪…以上!というインモラルさ。

黒井ひとみさんが一見さん向けに「これもストリップですからね!」と声をかけていましたが、なんだか人からプロレス団体のDDTの存在を初めて聞かされた時の気持ちになったので後にプ女子(プロレスファンの女子)の友達に上記の事を話した結果、栗橋はストリップ界のDDTということになりました。異論は認めます。

 

渋谷

浅葱アゲハさんファンの友達と。

私が好きな踊り子さんは頻繁に乗らない劇場ながらも、都内の劇場としては一番好きな渋谷道頓堀劇場(以下、道劇)。アゲハさん御用達のラーメン屋さんでランチの後、いざ、道劇!

道劇チーム。に、浅葱アゲハさんだったからか、いつもはトリ前の浅葱アゲハさんがなんと2番目!アゲハさんの1回目の演目は「ヘアスプレー」で、アゲハさんのエアリアルフープもティシューも楽しめる豪華にしてお得な演目!細みにして筋肉質お体にはキラキラマニッシュな衣装も、ランジェリーも似合うので、リアル変身美女ってこういうこと!?となる。

2回目はすっかり磨かれてパワーアップした去年の周年作「Tempest」、3回目は観客参加型の「あげゲーム」…とバラエティ豊富でアゲハさんを堪能。前に見た久しぶりに観ると磨かれていて表現が分かりやすくなっていることもあって、お客さんに通じやすく磨いていたのかしら?と思うなど。

他の踊り子さんでは、マシュマロボディにフリフリキュートな衣装が似合う夕鶴ちゃんによる魔法少女演目がハマっていた。

そして久しぶりに観た金魚さんはポールや自吊りを取り入れたフェティッシュSM路線演目が激しく似合っていて、是非ともその路線でお願いいたします!という嬉しい発見でした。

 

 

1月結

大和

一番贔屓の緑アキさんを観に。

1回目はデビュー作で、初めて見たときから、バーレスクっぽい演目と思っていたのだけど、私のストリップ経験値があがったからか、「こんなに攻め攻めだったんだ!」と再発見。ストリップの定番パターンだと、1曲目は下に着込める&肌を隠すような布の量が多いふりふりの衣装が多いのだけど、アキさんのデビュー作はギラギラで、かつ肌の露出も最初から多め。そして最初からポーズもバンバン切る!

私のストリップ観劇は「浅葱アゲハさんが観たい…あと、この緑アキさん、見た目がタイプでポールダンスできる人らしいので今度まとめて観られる香盤があるから、いってみよ…」という所から始まり、アキさんをひと目見て好きになり、アキさんが関東の劇場に乗るたびに観に行って今に至る…なので、エアリアル演目が観られる場所としての要素が強かったんです。

アキさん2回目は周年作。過去の演目を思わせる場面もある夢と現実を行き来する演目で、過去の演目の中で一番ストリップに寄り添っている仕上がりでした。

それでもアキさんがお好きなテイストを盛り込んでいるので、やっぱり私が好きなアキさんだ!となる。

でも3回目のWポールで、エアリアルポールと固定ポールを駆使して強めの曲で攻め攻めだったので、ポールダンサーのアキさんがストリップと仲良くなったけど、やっぱり私はポールダンサーでしてね…!とぶっ込んでくる快感がある構成と深読みさせていただきました。よかった。

 

きもの

栗橋

クリーム色に紫色の牡丹の付下げ。

この着物、蟹江りんさんの演目に因んで白っぽいし、蟹江りんさんのタトゥーと同じ紫色の牡丹なので、ひと目見て「蟹ちゃん推し推し着物すぎない?」と思って買いました。

身丈を自力で縮めています。

帯は梶芽衣子やオーレン石井みたいに白を合わせたかったけど、白に緑の帯を合わせたコーディネートを他所でみかけて、真似してみたら、私としてはバチッとハマりました。そうね、白い着物とだけで白い帯とはいってないしね!

帯留は蟹。どこまでも蟹江りんさん推し推しコーデ。

 

渋谷

この日は友達と会津木綿でお揃いの日。

色違いで縞々の着物の強そうな女子スタイルでした。帯留はストリップにちなんで内臓が見えているトルソーのブローチにしています。

黒い半幅帯はいちごの柄ですが、全体的な色合いは鏑木清方「築地明石町」を意識しています。云わなきゃ誰もわかんないですが、完コピじゃないから気が付かなくていいのよ。

 

大和

緑アキさんの周年作の小道具が夢野久作ドグラ・マグラ』、江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』、谷崎潤一郎『卍』だったので、戦前のアンティーク柄復刻の桜柄の着物を選びました。

ポリエステルなので、洗えるので安心。大和の下の焼き鳥屋さんにも気兼ねなく行けます。

そして周年作のテーマは「夢」なので、帯は洋服生地から作った不思議の国のアリス柄に。

帯留は渋谷と同じく内臓見えているトルソーです。ストリップを観に行くときにはだいたい帯留はこれです。

 

劇場内で読んでいた本

スマホが出せないので、撮影タイムなどは本を読んでいます。なので、覚書として。

栗橋に持っていったのだけど、席の都合で劇場内ではあまり読みすすめられず。そんなこともありますよね。

大和で。
中世ヨーロッパについて、信じられているけど事実と異なるエピソードについて。
普段、劇場には文庫本を持っていくのですか、この時はアキさんから返礼品の写真集をいただけることになっていたので、大きめのカバンだったので持っていきました。