11月18日(金)
有給消化で休みだけど、朝から治療院。
やっとギプスが取れた!電気を流され、マッサージをされる。
運動はまだだめとのことだけど、ギプスのせいで歩きにくかったので、これで歩けると思ったら何だかうまく歩けない。なんだこれは。
一度家に帰って、着替えてお気に入りのお店でパフェとケーキを食べる。私の体は甘いものをあまり受け付けなくなってしまったのだけど、ここのパフェとケーキなら少しばかり贅沢してもずっと美味しい記憶でいられる。
場所を移動して代官山で人形展を観て、渋谷へ。
渋谷では道頓堀劇場(通称・道劇)でストリップを観る。
今回の香盤は発表直後に友達に「11月中の道劇で観たことがある踊り子さん、いますか…」と聞かれて、観たことがある踊り子さんに関して短いコメントをつけて、総評として「ベテランで踊れる人が多いから楽しいと思う」と返したけど、実際に楽しかった。
目黒あいらさんのmeという某グレイテストな見世物小屋映画の曲を使った演目が目当てだったのだけど、踊りがとても格好良く、何より映画の曲に負けない強さがあった。
実は6月中の道劇で浅葱アゲハさんと一緒の香盤の際に目黒あいらさんを観るのを楽しみにしていたのだけど、このときは体調を崩して観られなかった。アゲハさんのエアリアルの後に目黒あいらさんのmeを観たら、ほぼ映画を観てきたようなものでは?と思った。
家に帰って湯船に浸かった。久しぶりの湯船だったし、ギプスをしていた足のかかとがボロボロだったので削った。
この本を読んでいたら、ハンス・ベルメールはストリップが嫌いとあったのだけど、探そうと思ったら見つからなかった。
ハンス・ベルメールはストリップが嫌いでも私は好きだし、なんならこの本は劇場で読み進めていた。
11月19日(土)
歩きやすくなったのが嬉しくて、骨折してから初めての散歩。
肉屋さんに行ったら「来月、今年最後のあのメニュー出すからね!」と云われた。そんなに前回美味しそうに食べていたのか、はたまた私そっくりの食いしん坊が他にもいるのか。
調子に乗って食べ歩きなどして、作りたいものの材料をみるもこれといって見つからず。
何か…心の嗜好品を買う時は心の垣原組長、辺見和雄、エムさんの審査を通らないと何も買えないのだけど、それなりの移動を伴っているので、組長が吠え、辺見さんががっかりし、エムさんが「僕たちが満足するものが簡単に見つかるわけないからさ…ね!」と慰めにかかる。
なんとか別の方向で取り戻そうと前に行った店で夕飯を買ったら少し量を多めにしてくれた。ラッキー!
11月20日(日)
文学フリマでストリップ関係の同人誌を見て買い物したかったのと、出店している友達に会いたかったのと、ストリップ仲間になった友達とお茶したかったので流通センターへ。
迷走神経反射が出るのは避けたいので、事前に下調べした後、ストリップ関係と友達のところだけ…と決めてそれ以外は今回は見合わせとした。
開場少し前に駅に到着し、列に並ぶもスムーズに入場、踊り子の六花ましろさんの本を真っ先に買い、他にも目当ての本を買う。今回は会場が2つに分かれているため、別会場でも目当て買い物をし、出店している友達に挨拶する。元気そうなのは知っているけど、元気な姿を実際に見るとやはり安心する。
その後、ストリップ仲間の友達と合流し、会場を後にして互いの帰り道の途中でお茶して解散した。
ストリップ関係の同人誌はそれぞれに思いを抱えているのがわかって、それを見させてもらうのが味わい深い。今回買った本たちは特定の踊り子さんの名前がほぼ出てこない本だったけど、それでもストリップという文化を楽しみ、悩み、生きる糧にしているのがわかって安心した。
友達がストリップにハマったので、ストリップの話ができる友達はいるものの、フラットかつマイペースに楽しみたいのであんまりコミュニティに属していない。とはいえ人の感想は気になるのでこうして本で読む機会があるのは嬉しい。
11月21日(月)
仕事。残業。
足首が固まっているので、昨日からストレッチをしてほぐしている。
せっかく筋っぽい足の甲になったのに、くるぶしは目立たなくなってしまった。
骨のヒビの入ったところにはセメダインみたいなものが湧き出て最終的に骨になるそうだけど、治されるならセメダインよりも金継ぎがいいなと思う。私がお亡くなりになって、金継ぎの骨が出てきたら、少しは思い出話をしてもらえると思うけど、そこまで人望はないから、それなりに治ってほしい。
11月22日(火)
仕事、残業。
秋は自転車で遠出するつもりだったのに、骨折して潰えた。もう動けるのだからどこにでも行きたいけれども、迷走神経反射疑惑が払拭できないうちはやめておいた方がいいかしら…と思う。
骨折した側の足首は固まって突っ張ったようになっているけれども、少しずつストレッチなどをしてほぐしている。
とにかく身体が前のように動かないのが哀しく、腹立たしい。