衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

不全骨折日記11/1〜11/5

11月1日(火)

体が修復を頑張っているからなのかお腹がすく。

昨日の夕飯は家賃の味がしないごはん屋さんで野菜たっぷりの味噌汁と気持ち多めに盛られたごはんのアジフライ定食を食べたのだが、朝になったらとてもお腹が空いていた。

鶏胸肉を食べてたんぱく質を採るようにしたものの、相変わらず立ち上がる時が痛い。治るのに時間がかかるとはこういう事だな、と思うもさっさとギプスが外れてほしい。

そして、ギプスが外れたら温泉行きたい。銭湯以上でお願いしたい。

 

11月2日(水)

近所の町中華で夕飯を食べたら、レジ横に飴が置かれていた。ペコちゃんが印刷された棒付きキャンディを頂く。

これは子供の頃によくおやつにでた記憶があるが、別に好きなわけじゃなかった。子供の時からそんなに夢はなかったけど、地元にいたら多分この年まで生きていないので生きているだけで良しとするし、そう思わないとこんな人生やってらんないし、普段ならもっとしにたい気持ちにになるけれど、今は足を治したい気持ちが勝っている。

 

11月3日(木・祝)

休み。ゴミ捨て。

和裁…裁断に入る前の計算で頭を使う。

縫い糸を買いに電車に乗って買い物へ。目当てのものはすぐ見つかった。

お腹が空いていたので、メニューが攻めていた中華料理屋へ。牛モツを具にした変わったラーメンが過去にあったのだが、攻めすぎて売れなかったのかメニューから消えていた。ちなみに写真を見る限りハチノスは入っているようだったが、説明文にはスジ肉と牛ペニスとあった。

牛モツのラーメンがないので、エビたまごチリ定食を食べる。これだけたんぱく質をとったのだから、早く骨がくっついてほしい。

夜に贔屓にしている踊り子さんの予定が発表される。今月は関東にお越しになるとのこと。元気で関東で待っていますと云ったのに、怪我しており情けないけれども、お越しに為るときにはもう少し歩けていたらいいなと思う。

 

11月4日(金)

朝、治療院へ。骨折の関係で浮腫んだ足の甲をマッサージしてもらう。浮腫みのせいか痛い。

包帯は巻き直してもらった。いつギプスが取れるか不明だが、まだまだ静かに暮らさないといけないのは確かである。

労働のための仕事を終えて和裁を進める。裁断を終えればあとは縫うだけなので縫うのが好きな私には楽しい作業。

あまり出歩けないうちに進めておきたい。

 

11月5日(土)

眼鏡を買う。

目が悪くなっており、そろそろ日常生活に支障が出るので重い腰を上げて買いに出かけた。

前に友達と眼鏡をみていたときに丸眼鏡をかけたら文豪っぽいと云われたのと、J!NSがミッフィーコラボのフレーム眼鏡を出していたので、丸眼鏡でミッフィーコラボの眼鏡にした。

顔が似ているわけではないが、なんとなく文豪で丸眼鏡で女性…となると私は石井桃子を思い出す。眼鏡をかけて、鉛筆持って、歯を見せて笑う石井桃子の写真だ。写真を撮られることがあれば、あれをパロディにしてみたいし、遺影の候補にして欲しい。

ついでになんだ、太宰治みたいな顔はいいが面倒くさい東北出身の男子と恋に落ちそうで落ちない展開を…と思ったが、人がお亡くなりなるのが堪える年なのと、石井桃子みたいに「私なら太宰さんを殺したりしませんよ」とは云えなさそうである。

眼鏡を買ってさっそくかけてウキウキで新宿の紀伊國屋書店にいったら、国書刊行会創業50周年フェアの冊子が完売していた。無料配布なので完売ではなく品切れではあるが、国書刊行会の本が好きな人はこの東京に大量にいるのだな!と思うなどした。

石井桃子太宰治の話はこちらに収録。

朝ドラ化してほしいけど、石井桃子本人は嫌がるだろうなぁ…