衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

不全骨折日記 11/6〜11/10

11月6日(日)

朝、足が痛くて困った。

痛いときというのは決まって立ち上がる時、歩くときなので、何も衝撃がないのに痛いのは困ったことである。

なんとか痛みは引いたのだけど、瘡蓋が痒いに近い何かだろうか?何分、初めての骨折なのでよくわからない。

歩くのが億劫なので、思い立って自転車に乗ってみたら、これは楽だった。止まるときに足に気を付ければとこにでもいける。

とはいえ、自転車で行った先では欲しかったものは見つからずじまい。なんか自分の人生みたいだと思えども、何でも1回で見つかるものではないはず。

 

11月7日(月)

浮腫んでいるから痛いのでは?と思うなどしている。骨じゃない、何もっと別の痛みがある。

痛いので集中できる作業がいいな…と思い、和裁を進めている。和裁は始めても長らく中断してしまうこともあるのだけど、今回の一枚は裁断からコンスタントに縫えている。これは早めに仕上がるかもしれない。

 

11月8日(火)

自分を見舞うように買ったビスケットを食べきった。カヌレを買うかスコーンを買うか迷って、そういえば銀座に好きな店があったな…と思い買った缶入りのビスケットがもうなくなった。

ダイエットに成功した結果、お菓子があまり食べられない体質になったので、買うお店を限って買うようにしたり、外で食べたりしている。

そして、今は外に何かを食べに行くのも買いに行くのも億劫だ。

足が痛い、歩みが遅いと最初は頑張ろうと思っていた外食も避けるようになる。

元々、セルフネグレクトしやすいので気を付けないと…と思えども、「今更、自分なんて大切にできねぇよ」と都丹庵士みたいになってしまう。

人は案外生きてしまうから、できるだけ健康でいたほうがいいと思って運動をして、食事も気をつけていたけど、この怪我だ。上手くいかない。

皆既月食があるというので、足を引きずって観に行く。

見えたし、月の移動で最終的には我が家の窓から見えた。嬉しかった。

 

11月9日(水)

骨折した側の足の血色が良くなっていた。ハロウィンの日に「片足だけゾンビ化した人」として写真をアップできるのでは?と考えたが、洒落にならない色だったし今更面白いこともできないのでらやなかった。

腫れは引いたがくるぶしに包帯が擦れて痛い。

生活のための仕事と和裁で生きているので、着物はだいぶ仕上がった。明日には仕上がると思う。

 

11月10日(木)

痛みはだいぶ減った実感が出てきた。

着物は一枚縫い上がった。いつもよりも早いペースだったが、運動もできないし、湯船にも浸かれないためすべてを和裁につぎ込んだ気がしないでもない。

 

和裁を進めたさすぎて、食べるのを惜しんだら、近所の店は軒並みラストオーダーだろうという時間で家にあったものでスープを作って食べた。

明日は治療院にもいくし、打ち上げ気分でご飯が食べたい。