今年も終るので、今年も出します。
年100冊ぎりぎり読めたものの、本当に本が読めなくなったのを痛感して悲しくなっています。
下期ベスト
オタクになりたいという感覚がわからないので、私も老害です。
ゴミから生まれるいい話と、中島らもと平山夢明を毒抜きして薄めて薄めたような話。
デビュー作。作者の直したがり病により、再販難しそう。
母娘、宗教2世、学校でのいじめ、嫁姑、産後鬱、認知症介護…とインドでも女子はしんどかった。
過酷な運命を背負うことになっちゃった…的な話。国書刊行会50周年記念冊子にも登場。
今年は去年以上に劇場にいたもので。
モンド趣味なようでいて、すごく真面目なジャーナリズム。
実は東京大空襲の話は少ないのだけど、村を焼かれるプロジェクトX
日本語で書かれるという貴重さ。
人形と人間のほどよい関係について。
人形愛の回が特に好き。
年間ベスト
・新装版 池袋・母子 餓死日記
・千早茜『クローゼット』
・サラ・ヘンドリックス『自閉症スペクトラム症の女の子が出会う世界』
・行司千絵『服のはなし 着たり、縫ったり、考えたり』
・ユイスマンス『腐爛の華』
・丸山ゴンザレス『世界の危険思想』
・マルコム・ブラッドウェル『ボマーマフィアと東京大空襲』
・アヴィニ・ドーシ『母を燃やす』
・松岡佳世『ハンス・ベルメール』
・菊地浩平『人形と人間のあいだ』