衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

音声ゴアグラインド年末号:2022年下期ベスト約10冊&通年ベスト約10冊

今年も終るので、今年も出します。

年100冊ぎりぎり読めたものの、本当に本が読めなくなったのを痛感して悲しくなっています。

下期ベスト

 

オタクになりたいという感覚がわからないので、私も老害です。

 

 

ゴミから生まれるいい話と、中島らも平山夢明を毒抜きして薄めて薄めたような話。

 

 

デビュー作。作者の直したがり病により、再販難しそう。

 

母娘、宗教2世、学校でのいじめ、嫁姑、産後鬱、認知症介護…とインドでも女子はしんどかった。

 

過酷な運命を背負うことになっちゃった…的な話。国書刊行会50周年記念冊子にも登場。

 

 

今年は去年以上に劇場にいたもので。

 

モンド趣味なようでいて、すごく真面目なジャーナリズム。

 

 

実は東京大空襲の話は少ないのだけど、村を焼かれるプロジェクトX

 

 

日本語で書かれるという貴重さ。

 

 

人形と人間のほどよい関係について。

人形愛の回が特に好き。

 

年間ベスト

・新装版 池袋・母子 餓死日記

千早茜『クローゼット』

・サラ・ヘンドリックス『自閉症スペクトラム症の女の子が出会う世界』

・行司千絵『服のはなし 着たり、縫ったり、考えたり』

ユイスマンス『腐爛の華』

・丸山ゴンザレス『世界の危険思想』

・マルコム・ブラッドウェル『ボマーマフィアと東京大空襲

・アヴィニ・ドーシ『母を燃やす』

・松岡佳世『ハンス・ベルメール

・菊地浩平『人形と人間のあいだ』