タイトルがド直球すぎてダメだったら怒るからな!と思いながら読んだけど、いい仕事でした。
読了。
死体愛好癖の男性による日記…という形を取った小説。
臭い、腐敗についての描写も手を抜かず、文章が装飾的で耽美な印象さえしてくる文章が癖になる。
小説で死体は書いても臭いって無かったことみたいな雑な仕事をされがちなだけあって、臭いもちゃんと書いて死体で文章が耽美というのは、良い仕事だし、主人公が古物商でそこそこ人と付き合いがあるっていうのも新鮮。
本当に良い仕事してますねー。
ちなみにこの本のフランス語版は澁澤龍彦の蔵書にあったそうです。「、はい…そうですよね…。