衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

蕁麻疹闘病日記8/5〜8/11(完結)

8/5

珍しく起きた時間が遅かった。朝食に…とビリヤニを炊いたため、朝食後の薬も昼近くに飲んだが、蕁麻疹は出なかった。

好きな食べ物を食べ、お菓子も食べ、本を読むという自堕落な食生活と知性による抗いの日中だった。私は太ることを恐れているが、今日は脂質の高いものを食べている。

性と芸術 (幻冬舎単行本)

会田誠『性と芸術』を読み終えた。代表作『犬』の解説とエッセイ。芸術であるから勝手に崇高とされたり、一方でタコ殴りの如く批判されたりの作者側の話は、それほど意外ではなく、真摯であるようにすら感じる。

 

夜は早稲田松竹でバビ・ヤールを観る。

ウクライナの監督によるウクライナで行われたホロコーストのドキュメンタリーなのだけど、ウクライナ人としては一部民間人を差し出してしまった…という暗い過去になるらしく、監督は反ウクライナ扱いらしい。

どんな形にせよ、戦争はどの国にも暗い影しか落とさない。

 

 

8/6

バレエ。今日は足を直される事が多かった。注意される、直される箇所は最初は臀部の力の入れ加減で、次はお腹。肩を下げる、身体の後ろを使う…と毎回注意はされるけど、少しはできている気持ちになる。

帰りに百貨店を覗いたら着てみたいと思うデザインの服に出会う。ブランド名だけ覚えて後で調べたら、買えなくもないが即決するのには躊躇する値段だった。メンテナンスのしやすさや身体に合うかよく考えたい。

家に帰って山椒のチーズケーキを焼く。山椒が見つからないと呟いたら、季節ものだから、旬の時期にとっておいて冷凍して使うのだと聞く。鰻にかけるしか使い道がないと思っていた。そうだったのか。

 

8/7

朝食後の蕁麻疹の薬を飲み忘れたが、蕁麻疹は出なかった。

治ってきているんだなと思えども、残りの薬は飲み切る。

昨日の昼に焼き魚定食を食べたら魚の美味しさに気がついたので朝から魚を焼いて食べた。東京のスーパーで買った魚だけど気になる点は特になし。むしろちゃんと美味しかった。海側の町で育ったので魚にはうるさいかもしれないと思ったがそんなことはなかった。もう地元を離れて20年ぐらいは経つし、別に良いものを食べて育ってないし。

 

8/8

コルセットの日。昔の服は手放したもののコルセットだけはとってある。と、いっても今日は着用しないけど。

夜は美容室でカット。ツーブロを刈り込んでもらうことにしたのだけど、美容室のアタッチメント最短3mmでお願いしても躊躇なくやってくれる。付き合いが長いので、ありがたいし、美容師さんの元気そうな姿も見られて良かった。

夜は行き付けで夕飯。今度行く土地で有名なごはん屋さんの攻略について聞く。旅の楽しみでご飯が大きいため、信頼している味覚の皆さんによるアドバイスはありがたく頂く。

 

8/9

ツーブロを整えたので、ゴールデンカムイの尾形百之助みたいなセットをしてみたら、割りと尾形百之助になった。髪型だけは尾形百之助である。

ツーブロにしても「何目指しているの?」と云われずに済んでいるし、友人たちから好評で嬉しい。

そもそも何目指しているの?って何かを目指すために髪型変えないしなぁ。

 

8/10

昨日から始めた刺繍が猫モチーフなので、面を埋めるのには毛の流れを考えて…と刺し始めたら一番面倒くさそうなことになった。好きな仕上がりのためなら仕方が無い。下手なりに丁寧に作ってこそだから。

 

8/11

三連休初日。刺繍を完成させて、生地を買いに出かける。生地を買うのは時間が掛かるし、生地を買っても水通しという作業があるので、すぐに作業には取りかかれない。

夕方は渋谷で京都のお店のポップアップでビリヤニを食べる。ここのビリヤニは独創的かつとても美味しくて大好きだ。たまに東京でポップアップもあるのでありがたい限りである。

外出したのを除くと1日中名古屋帯を作って終わってしまった。日付けが変わる頃には夜行バスで名古屋を目指すので蕁麻疹の薬を荷物に入れて旅立つつもりだ。

 

最終的には薬を飲んだり忘れたりしつつ蕁麻疹も治ったので、終了。

今後もあまり体調が悪くなったりしないで欲しいけど、それなりの歳なので悪くならないように日々を過ごし、悪くなったものは仕方がなく、そして上手く付き合うしかないのかもしれない。