衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

趣味が合う人を探してみようか『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』

感想というかちょっとした思い出話というか。

読了。

読書と本の話。図書館推奨派で量が質を産む派なので考え方が近いのが安心。本は買って読んでこそ派、図書館派のことクッソディスってくるもんなぁ…ボソッ

著者のブログを読んでいた時にとても楽しみにしていた劇薬本カテゴリーは付録として収録。厳選された24冊中、14冊は読んでいました。

劇薬本リストを元に読みたい本のリストを作って読んでいたのだけど、それでも上手いこと素質があるのか今回の付録のリストだと『死体のある光景』『ブラッドハーレーの馬車』『バージェスの乙女たち』『隣の家の少女』『異形の愛』は影響されずに読んでいました。

本文に出て来た本で気になる本もいくつかあるので、また楽しい読書になるといいな。楽しい本を探すのには本の好みが似ている人を探すのが大事だから。 

 

…なんてことをTwitterで呟いたら、ご本人からリプライを頂きました。

知っているだけでも変なのに14冊も読んでいるのは大変おかしいとのこと。

そしてリスト外のオススメを聞かれたので平山夢明「おばけの子」をそっと劇薬本としてオススメしました。

 

暗くて静かでロックな娘 (集英社文庫)

暗くて静かでロックな娘 (集英社文庫)

  • 作者:平山 夢明
  • 発売日: 2015/12/17
  • メディア: 文庫
 

オススメした話はこちら。

あと、感想はこちら。

hikimusubi.hatenablog.com

1ヵ月13冊ぐらいでたくさん読んだ気になっていたようです。

衛生/不衛生博覧会『図説 不潔の歴史』

図書館が再開したので、ブログもペース上げたいです。面白い本に出会えたらだけど。

図説 不潔の歴史

図説 不潔の歴史

 

読了。

欧米における衛生観念の変遷。全員が臭ければ臭わないという導入部から始まるのは心してかかれよ!ということなのか。

古代ローマのお風呂大好き文化、キリスト教やその他当時の考えか肩により体を洗うのはダメな文化への移り変わり、下層階級には悪臭がする(恐ろしい言葉だ!)という格差…臭いの良し悪しは文化の違いであり差から生まれるのだな。

 

清潔であることはなんてカッコいいんだろう

体を洗うのはダメな文化からの脱却の一歩の一つにダンディーの人・ブランメルが出てくる。こんな所で出会うとは思わなかったけど、この人が清潔であるということはなんてカッコイイんだろうということをしなければ、伊達男たちは臭かったんだろうな…。

この清潔であるということはなんてカッコイイんだろうマンのブランメルは晩年が不遇なのだけど、その中で不潔になって死ぬという恐怖が描かれる。

これは人間の尊厳にもかかわるので、かなり怖くて、平山夢明の小説の怖さをになっているのは不衛生な描写だと改めて思うなどしました。

 

お風呂大好き文明

この本、欧米における歴史なので、日本の事はほぼないのだけど「食べ物もだけど、何より風呂が恋しくなる民族」として一瞬出てくる。

確かに古代ローマテルマエのゴージャスな健康ランドっぷりはちょっと羨ましくなるし、そこに着眼した漫画『テルマエ・ロマエ』ってすごいな…となりますからね。クレメンスが召使いの行列を引き連れて来る客に「浴場というのはね、共有のもので、なんていうかどんな人にも等しくあるべきなんだ」(要約)と諫めたエピソードはわかる…ってなりますし、最近ブームのサウナにも通じると思いませんか?私だけかしら。

 

匂いと語彙と小説の描写

終盤の現代の話では香りアーティストのシセル・トロースがドレスアップして男たちの体臭(すごく臭う汗…)を纏って場を混乱させた話や「匂いに対する語彙の少なさ」を指摘した話が出て来る。

確かに匂いの描写というのは小説で軽視されがちで、匂いについて考えなかった小説に対して激怒したことがある身としてはニヤァとなっちゃう(花輪和一作画で)。

私の母が尾崎翠第七官界彷徨』に対して「肥やしの臭いがするなんて、田舎者の私には耐えられない。再評価している人たちはどう思っているんだ」と云っていて、「この人やっぱり私のお母さんだ!」となりましたよ。そんな私は私は死体を家に隠し通した小説に対して「臭い消しの描写がない!どういうこと!」と怒った事があります。

サイコパスは嗅覚が鈍感という説も知ってはいるけど、本の中で説明ぐらいして欲しいんだけど…そんなことを気にするのは私ぐらいなのである。解散!

それは快感で癖になる『ファシズムの教室』

 楽しみにしていた本がとてもよかったんですよ。

ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか
 
 

読了。

ナチズムについてのわかりやすい解説から始まり、ネットで話題になったファシズム体験授業について書いた本。

渋谷でのハロウィンやサッカーの試合後…例を挙げるまでもなく人は集団行動で熱狂しやすいが、それが権威と結びつくとファシズムになるというのが良くわかる一冊。

現代ビジネスに出た記事を読んで、著者の本を読んだりしたけどファシズム体験授業については本になっていなかった。

そのため、この本はとても楽しみにしていたのだけど、前提のナチズムと当時の民衆にについて、授業について、その後、舞台裏など盛り沢山で大満足だった。

 

意外と健康に気を使っていたのは他の本で読んだけど、特権階級にしか得られなった喜びを労働者に提供することで平等な社会を実現しようとしていたり、庶民の味方で貧しい労働者の気持ちを理解して代弁してくれると思われていたということも最初に綴られる。

(真偽はともかく)不当利得者に対する「持たざる者」たちの義憤、そしてそれを隠れ蓑した欲望の追求もまた狼藉行為を過激化させた原因ではあるのだけど、それを安全に体験できるものとして考えられたのが「ファシズム体験授業」というわけ。

最初は抵抗があるものの、染まっていく様子、そして受講生徒たちの感想を読むと、ファシズムというのは染まりやすいものであり、現在の社会にもその心当たりはあるようになっている(現に今をときめく給付金の件も特定の職業はダメだなんだと文句を云う人たちは残念ながら観測範囲にもいた)。

…って真面目な事を書きましたが、肝心のファシズム体験授業はリア充糾弾というもので、躊躇している生徒に著者が「皆さん、今後の人生においてリア充に対して『リア充爆発しろ』という機会は二度とないですよ!」と煽るのには思わず吹き出してしまいました。

 

余談

私は球体関節人形が好きで、ハンス・ベルメールが人形を作った時代だからということで、ナチス政権下のドイツについての本を読むことがあるのだけど、退廃芸術についてわかりやすく解説があったのが嬉しかった。

美術系の本は相性がいい文章がまだ見つけられないため説明されても「わからないです、サーセン」ってなるのよね。

それはともかく、その退廃芸術を集めた退廃芸術展に関しては「庶民には理解できない前衛芸術への憎悪、そのような「出来損ない」の作品に多額の税金を支出した美術館や公務員への反感を煽る意図があったことは明らかである」…とのこと。

現代美術に対して「これは一体…」となるものは多々あるけど、その気持ちも利用されてしまうんだな…。

戦わなくてよい世界へ『男らしさの終焉』

すごく読みたかった本が期待以上だと嬉しいね。

男らしさの終焉

男らしさの終焉

 

読了。

 

男性である著者による古い男性観を捨ててアップデートするのが大切であることを説く本。

男性から書いたジェンダーの本って珍しい印象。著者がアーティストで異性装者でもあるのだけど、「だからと言って女子の気持ちはわからないし、自分も古い部分がある」と認める姿が潔い。

著者によるイラストも妙に可愛く、そしておかしいので、落ち込まずに読める。特に男性が大切に守っていたものはさほど大切ではなく、もっと他に自分以外の人間と幸せになる道はあるんだといろんな人が知ることができたらいいよね。

ジェンダーに関しての本は私が読んだ限りだと「男女ともにジェンダーを知ることはお互いのため」という論調が多い。できるだけ多くの人に気が付いてもらえるようにいろんな人が云うのが大切なので、男性の著者による…というのはありがたい。

 

「この世界の不幸は男性の古い価値観のせい!戦後にジャングルで発見された日本兵みたいなもの!」という部分があって、イギリス人もご存知の件なのか…となったし、日本の草食系男子の話もあり、それはグローバルに知られている案件なの…となった。

 

女性の結婚年齢が上がっていることに関して、(女性は)本当の親密さと助け合いの価値を知っているし、健全な関係がもたらすものをよく理解している…とある。ポジティブな解説だと思う。

その後に続く「結婚適齢期の男性に要求するものの水準が高くなっている」とあるけど、水準も別に「ただしイケメンに限る」とかそういう話ではないんだよね。友情のように尊敬しあえて、見下されない、そういう事なんだけど…イラストにある男の世界…サバンナでフルチンで顔を真っ赤にして原始的な武器で戦っている人たちにはご理解いただけないようなのです。

 

そして、ご理解いただけない方はほっといて、理解できる人たちはどうしたらいいのかが楽しく提案される。提案もどこかかわいく、そしておかしいイラストで提示してくれるけど、実現したらきっとみんな幸せになれる。

このところの人形×読書『人形(書物の王国)』『人形は語らない』『月刊アートコレクターズ4月号』

このところの人形×読書の成果です。

読了。

アンソロジー書物の王国シリーズの人形の巻。

ホラー寄りの扱いを受けているセレクトが多いので、そんなに掘り出し物!という気持ちにならず、結果として、自分にとって人形が如何にパーソナルなものかを思い知るなどした。

一番よかったのは種村季弘「人形幻想」。

「あどけないのに無気味、可愛らしいのに怖い」とまとめ、「無気味な背後の予感があればこそ、底なしの深層からの反射が愛らしさを引き立てる」…とある。他にも「倒錯美」「肌の下に湛えられている滅びの予感」って耽美すぎて照れちゃう!

種村季弘は彫刻に関しては「古典的な美の規範に支配され~」とあるので、人形とかなり区別している。似て非なるのである。ただ、この巻は像の話もあるので「にんぎょう」というより「ヒトガタ」の趣なんでしょう。

 

好き嫌いではなく印象に残ったのはアンリ・ド・レニエマルスリーヌ」。

印象に残った理由は語り手である主人公がクソ面倒臭そうだから。

収集癖があるオタクの夫と夫のコレクションを捨てそうな女の夫婦の話で、夫の一人称で書かれているので、わかりにくいけど…すごくモラハラクソ野郎臭がするんですよね。

まず主人公が「ぼくちんは空想好き!高尚な趣味を持っているのに妻ちゃんわかってくれない!だから妻ちゃん、頭を良くしてあげよう」みたいな所があるのだけどコミュ力というかプレゼン能力無さそうなんですよ。オタクだから仕方がないとかではなく、奥さんが美人だから選んだみたいな感じでコレクションの1つぐらいにしか思っていなかったんでしょう。

きっと「そんな事も知らないの?」などモラハラ発言するんだわ…だから、奥さんがあんな凶行に走るのではなかろうか?(注意:これらはすべて個人の偏見です)

奥さん、ベネチアを「水の真ん中まで来て建てられたこの不都合な都」呼ばわりしていて、これ、逆に別の才能があるのでは…。

そして、夫、コレクションも置きっぱなしくさいし、それで新しくてかさばるもんを買ってきたら奥さんキレますよ…。

読み方としては主人公の肩を持つのが正しい、オタク最高、オタクにとっての救い!みたいな捉え方をしたほうがいいのでしょうけど、同じ趣味でモラハラしてくる人物と趣味が違う人間的に好ましい人物だったら断然後者を選ぶ。

 

 

読了。

人形の本かと思ったら、人が作る、関わるものは皆人形みたいな考え方のマスメディア論。

著者は精神科医なのだけど、ザ・フォーク・クルセイダーズのメンバーでもあった人。本の構成が歌っていた人みたいな感じで進むのだけど、「帰って来たヨッパライ」でわかった。あの「おらはしんじまっただ~」のアレ。

本文に出てきた「これだけ情報があるんだから、みんな吟味するしかない。現在のところ、万人受けして、みんなに愛されるものしか情報は提供されないという傾向があるわけですから」って良い言葉だと思うし、自分が好きな物を見つけるのにはかなり数をこなさないといけないこともあるよなぁ…となるなど。

ただ、この本、肝心の私が好きな方の人形の話はほぼ無かったです…。

 

ARTcollectors'(アートコレクターズ) 2020年 4月号

ARTcollectors'(アートコレクターズ) 2020年 4月号

  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: 雑誌
 

今回、創作人形特集なんですよ。

創作人形の特集って最近はほぼ見ないので嬉しくなっちゃう。作家のセレクトで私は「ん?」と思う人ももちろんいるけど、たくさん見ることで何が好みかわかったり、グッとくるものなので、たくさん観て自分にとっての一番が見つかるといいですよね。

コレクター向けの雑誌なので各作家作品に目安の値段もあるので、売っている買えるものなのが分かりやすい。

あと人形のコレクターさん紹介もあるけど、アートコレクターズだからやっぱり数をお持ちの方だった。

人形を愛でるのは数が多くて当たり前のように感じる人もいるかもしれませんが、人形好きでも私みたいな少なく所有して大きく愛でる人もいますよ…と云っておくなど(たくさん持っている人が小さく愛でているとは言っていない)。

人形と生きたあの頃『人形大使』『禁断の百年王国』

人形関係の本を読みました。

人形大使―もうひとつの日米現代史

人形大使―もうひとつの日米現代史

 

読了。

渋沢栄一も関わった日米人形交流うち日本からアメリカへ送られた答礼人形について。メインは著者が現存する答礼人形すべてを観てのレポート。

やっぱり人間自分でしっかり動いてこそだよね…と作者の行動力に感動した。

日本へ里帰りして展示された人形への感想が「とてもかわいい」「穏やかな顔」「うれしそう」と好評だったり、人形が出国前行ったイベントに参加した人が思い出を語ってくれるなどポジティブな話題が嬉しい。

人形は怪談で消費されまくった存在だけど、顔立ちは皆可愛らしいのよ。

著者が答礼人形への思い入れが端々に感じられる。人形に語らせる文章が登場して、ふふっとなる所もある。人形は持ち主をお母さんっていうのか…私も一時期、うちの人形にお母ちゃんって呼ばせていましたけど、そういうもんかー(友情人形で「ママー!」って云うのがいるからだと思うけど)。

 

答礼人形のうちミス愛媛がハリケーンで喪失、現存していたのはぽっくり一足だけで、別の答礼人形研究者が「日本で自殺する人は履物をぬぐ」と伝えたところ、人形を所有していた方から「それはアメリカもです」と返されて沈黙してしまった話がダークツーリズムしていて、しんみりした。

 

禁断の百年王国―少女人形論

禁断の百年王国―少女人形論

  • 作者:増淵 宗一
  • 発売日: 1995/07/01
  • メディア: 単行本
 

読了。

明治期の良妻賢母教育のために少女には人形…から始まった少女と人形について。

著者はリカちゃん人形の研究者なので、もちろんリカちゃんの話題も多い。

この本は25年前の本で最後に「かわいい価値は拡大するのか、新たな価値観が生まれるのか…」とありましたが…前者かな。

本文に出て来たジェニーの服の雑誌は母がバザー用にジェニーの服を作るから…という理由で我が家にありました。私のジェニーはなかったのに。

人形以外の話題としては、かわいいの拡大として言葉で不気味+キュートで「ぶキュート」という言葉が出て来たけど…そんな言葉、あったの?

話題が脱線しましたが、人形と少女では、源氏物語で10歳の紫の上が人形遊びをしていて窘められる話があり、小道具も豊富に持っていた話があった(これは知らなかった)。他国でもドールハウス(1/12サイズ)の話もあり、お姫様はミニチュアや人形が好きとまとめられていて、ふふっとなった。雛祭りは江戸時代から商業ベースで進められていて、幕府が「雛道具が華美になりすぎないように」とお触れを出したそうなので、熱心な人がいたイベントの様子。 明治期に教科書で雛祭りを持ち上げたり、百貨店がこぞって雛人形を売り出した話もあったので、人形含むミニチュア的なものは商機なのだな…という気持ち。

最強の18人+α『マゾヒストたち』

世の中にはすごい人たちがいるもんです。

マゾヒストたち: 究極の変態18人の肖像 (新潮文庫)

マゾヒストたち: 究極の変態18人の肖像 (新潮文庫)

  • 作者:松沢 呉一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/27
  • メディア: 文庫
 

読了。

M男さんたちへのインタビュー集。SM雑誌での連載だったそうですが、新潮文庫から出ている本なのですが、こういう所から出してくれるの、いいですねー。

M男歴が長すぎて乳首も長くなったM男さん、馬になるM男さん、監禁されるために失踪、金玉蹴りされる方のマニア、尿が好き、食糞…など、ハードなフェチシズムをお持ちの方が多く、他にもそれは聞いたことが無い、今知りました…な話も多し。ちょっと踏まれたい、痛いのが好きぐらいだとMとしてレベルが低いんじゃないかと思うくらいレベルが高い、日本でも最強(?)のM男さんが揃っています。今後読む小説の変態描写の甘さにさらに激怒できるようになりますね…*1

 

目次を見て「会ったことがあるM男さんが一人いるなー」と思って読み進めたら、もう一人知っている人がいました。どちらもお元気かしら?ちなみにお会いしたことがあるM男さんですが、一人がフェティッシュバーで出会った乳首が発達したM男さん、もう一人は行きつけのご飯屋さんで出会いました。たまに誤解されるけど、私はSMの人ではないです。

ご飯屋さんで会ったM男さんは、盲目のM男さんで、私が作ったザッハトルテを食べて「可愛い女子とフルーツは鉄板ですよ!」と大喜びしてくれたそうです(その場には私はいなかったので、また聞き)。

ご飯屋さんでたまーにお目にかかる程度なので盲目のM男さんがピアノが弾けて留学経験もあるのは初めて知りました。この本を読んだ後に行きつけのご飯屋さんに行って店長に「あの方、すごい人なんですね…」と云ったら「読み上げ機能があれば将棋もできるよ」とまた新たな情報を頂きました。このインタビュー集、基本は10~15年ほど前なので、どのM男さんも元気か気になったのですが、盲目のM男さんに関してはプライベートも充実されているという話を聞いたので何よりです。

 

インタビュー以外にもコラムがあるのですが、そこでインパクトがあったのは中国人のM男さんの話。希望したプレイが731部隊の女兵士に人体実験されるプレイだったとあり、大変複雑な気持ちになったのですが、当の女王様も複雑だったご様子だった。女王様は「旧日本軍に女兵士はいない」と説明したそうですが…結局、マルタプレイはしたとのことでした。

*1:ある小説でうんこ食わせる描写に対して「うんこを食べるのにはコツがいるって聞いたのに、何平然と食わせているんだよ」とわけわからない怒り方をしたことがある。と、いうのは過去に友人(食糞経験あり)が「食べている最中にむせると臭い」と教えてくれたり、『消された一家』ではトイレットペーパーにくるんで飲み込む…という描写があったことから。この『マゾヒストたち』には、食糞のコツが書かれているので、くさい思いをせずに知識を得ることが出来ます。食べるというよりは飲み込むそうで、噛むと臭いから…ということだそうです。そしてM男さんは噛まずに飲み込むという技術を取得する練習をしたとのことですが…人生で使わずにすませたい知識は増えていくのだな…という気持ちになりました。