衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

少女に閉じ込めて『その女アレックス』

何年も読めずじまいだった本を読みました。

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

 

読了。

拉致監禁から始まる連続殺人事件。構成と陰惨さの両立が読み物として魅力的。日本での出版は『この女アレックス』が最初ですが時系列は『悲しみのイレーヌ』→『その女アレックス』なので、満を持して読みました。そして期待に応えてくれるのは嬉しいね。

構成や展開が面白いので、あんまり詳しく感想が書けないのですが、話も絵面も大越孝太郎沙村広明を足したようなヴィジュアルで想像していました。

 

余談

監禁に使った檻に対して若い刑事が拷問檻の「『少女(フィエット)』を作るなんて凝っているし犯人にしては高尚」と評したところ主人公が「お前に学があるからそう見えるだけで、犯人は檻を作ったら小さくなっただけだろう」というやり取りが印象的でした。実際に高尚ではなく別の理由が用意されていました。

そして拷問檻の「少女(フィエット)」に関して検索しようとすると『その女アレックス』しか出てこない…別の名前なのかな。