衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

音声ゴアグラインド11月号 ブログ版

今月は4冊しか読めなかったけど、その分、和裁をばりばり進めていました。

和裁と読書は両立しないんです。

 

今月の面白かった本と派生

特定の観点から俯瞰してみる…というのがよい。

まえがきで言葉の定義をしっかりやっていて、変な名づけをしないのが個人的によかった。そんな言葉は実際に使っていなかった…というものが本になるのが一番いやだ。

 

日本人による日本語で書かれたハンス・ベルメール研究というのがよかった。

あとがきで著者のパーソナルな話になるけど人形というのはもっと個に踏み込めるものの1つだと思う。

 

 

すごく好きで聞いている番組。

人形愛アップデートとして澁澤龍彦より一歩先行く人形愛はもっと他者とのコミュニケーションにもなりえるのでは?という気持ちになる。

例として挙げられたのは『ラースとその彼女』だけど、オーケンのエッセイでブースカとの愛の日々を綴っては「スタッフや関係が上手くいく女の子は俺とブースカの間に入ってきてくれる」と云っていたけど…そういうことかもしれないですね。

 

たしかこの本にあったはず。

 

特集:見世物小屋の思い出

今年は新宿花園神社で見世物小屋がかかりました。

戸惑う事は多かれども、不謹慎と云われようが俺たちはここにいるんだぜ!という主張を感じましたし、見世物小屋はもう日本に1軒だけなので、生き残って欲しいという気持ちになります。

 

私が見世物小屋を観るようになったのは18年前からで、今は出来なくなってしまった蛇を食べる演目がありました。いつの頃からか小雪太夫と呼ばれるようになった綺麗なお姉さんが蛇を食べる演目です。

今回の見世物小屋でみた扇風機の演目も初めて見世物小屋をみた18年前に観ています。

伝統芸能といえばそうなので、見始めた頃から演目自体はそれほど大きく変わりません。

手品、曲芸、鏡を使ったトリック、奇形のミイラの披露、体を張った悪食や火炎放射…書き連ねていて人間ポンプだけは見たことがなかったのに気が付きました。

できる人がいなくなれば見られなくなってしまうものなんでしょうけど…なんでも白黒つけなくてもいいんじゃないかな…って気持ちになりますね。

見世物小屋を知ったのはこの漫画。

そんなに正確ではないけど、見世物小屋と云うとこの漫画を思い浮かべる人もおおいはず。

でも、見せ物小屋ってどちらかと云えばゴールデンカムイ樺太編に出てくるサーカスに近いところもあったようです。

 

そういえば、小屋の方のインタビューもあったので、ブックマーク的に貼っておきますね。

「今度やったら逮捕しますよ」愛護団体のクレームで名物「ヘビ女」を失った見世物小屋の“驚きの秘策” | 文春オンライン

 

次回予告

 

本が読めないので、興味がありそうな本を手に取りました。

読めるかしら。