衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

私がだるまちゃんじゃなくなっても『未来のだるまちゃんへ』

後から知ることは多かれども、少しはあっているとなんだかうれしい。 

未来のだるまちゃんへ (文春文庫)

未来のだるまちゃんへ (文春文庫)

 

読了。

かこさとしの自叙伝。

少年期の思い出や出来事、昭和20年以降を余生とし、子供たちのために生きようと思い生きた話が盛りだくさん。

先日行った「かこさとしのひみつ展」きっかけで読んだのですが、展示の補足にもなる内容でした。 『からすのパン屋さん』で意識したことに「多様」とあって、だるまちゃんのお友達が自分と違う姿のお友達ばかりなのは多様性にもつながるのかな…と思ったけど、だいたいあっていたかな?

 

少年期の思い出で、おとうさんが色々買ってくれたけど、「ソウジャナイ!」と思ったり、トラブルが起きてしまったりして気まずかった話が出てくるのですが、『だるまちゃんとてんぐちゃん』で、だるまちゃんがてんぐちゃんに憧れて帽子が欲しい、靴が欲しいとだるまどん(だるまちゃんのお父さん)にねだると色々出してくれるけど「ちがうんだよなぁ」「そうじゃない!」となるのはこの体験からなんだなぁ…と思うなど。

そのほかにも取材は資料を読み込んで一番最後にする、戦争の話を書きたいと思っているなど作者の考えていることを知れる読書でした。