衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

一家族を透明にする『消された一家』

海外のシリアルキラーコレクターが「海外の殺人鬼だから集めることができた」と云っていたけど、私もその気持ちはよくわかる。 

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

 

読了。

北九州連続監禁殺人事件のルポタージュ。

一家を洗脳、人体に電気を通す、格付けによる虐待の集中、排泄の回数制限、リラックスできない姿勢を取らせる、排泄物を食べさせる、殺させて人体解体、入念な死体処理…人間の尊厳を地面に強く叩きつけてぶっ壊す所業に恐怖を覚える。

フィクションは平気だけど、現実だとやっぱりしんどいですね…。

今回読んだ文庫版だとDV被害者であり減刑された被告の手紙を収録。他のDV被害者と交流を持つなど刑務所の中で人生をやり直している様子だけが数少ない明るい話になっている。

 

騙されないぞと構えるよりも騙されると思って身構えること、離婚したら結婚しようはだいたい嘘であること、暴力を振るわれたら逃げることは人生において覚えておきたい事だなぁ…としみじみする。

DVを受けた女子って意外と身近でいるけど、正常な判断を失うし、私はDVではないものの、ハラスメント職場ばかりいたので、正常な判断力はなかったですね…。