今月は11冊読めました。
なかなか読める冊数が安定しません。
(4/29追記・その後1冊読み終えたので12冊に。先月の約半分…んー)
戦争で苦労したのはどこも一緒ながら、意外と学校ガチャなことも多いんだな…と思うなど。そんなに軍国主義に染まらない授業をしていた話もあったし。
女学校から通信手になった女性たちの聞き取りの話が面白い。同窓会になっているし、アメリカの事をつい「敵国」と云ってしまったり、今ならふふっとなるけれども、影響を感じる話に心がざわつく。
私が歴史の本を読むのは、専攻していたのもあるけれど、取材の結果により自分の思い込みが覆されたり発見があるからです。これは期待に答えてくれた本。
偏見の著者と癖強メンバーだからか公平さとは…という気持ちになる本。
最初のセックスロボットの章はとくに全員問題あり。ラブドールメーカーのナルシストオラオラ社長、出たがり話盛りがちラブドールオーナー、女性軽視のロボット製作者…そんないかれたメンバーに著者は嫌悪していて、ゆえにちょっと失礼でヒヤヒヤした。
出たがり話盛りがちラブドールオーナーは自称人形愛、人形崇拝者だけど、AI搭載の会話できる、いずれ動くラブドールを夢の技術として観ていて、人形観の違いを感じました。え?人形に動いて、ほしいの…?話したいの…?
…こんな感じで性、食、生、死と向き合う本ですが…肉は従来通り食べたいです。
品性低め、不謹慎面白くて、自らお亡くなりになるのは辞めようかな(生きる希望が湧くとはいっていない)…と思える本。
どの方向からも燃やされそうな内容なので、本になっていてよかったですね!という出来です。
なので、詳しくは書かないけど、平気そうなら読んでね!割と最近お亡くなりになった会いに行けたカニバリストの話もあるよ!
屋根裏に誰かいる…?ということについて、臨床、本、実際の事件を交えて話が進む安心の春日武彦。私宅監置から池袋母子餓死事件について語る箇所は個人的にそこが繫がるのか!と、そわっとした。
あと、皆引用するのは最後のところですね、日記。
盛り場を生きた人たちの本。人選も、語り口も、著者の気遣いと距離感と言葉選びが心地よい本だった。とてもよかった。
いろんな波乱万丈があるけれども、煽らず、自分になじまない大げさな言葉を使わず、取材協力者に敬意を持って書き紡ぐ様子はもっといろんな人が見習ってほしい。
元々、こちらの記事から知って読みました。
https://bunshun.jp/articles/-/60186?page=1
踊り子さんの話は本の内容が公開されています。
11冊読んで5冊はこうして話せたのだから、まぁ、良かったのかな?と思うなど。
とはいえ、もう少し読むことで何か掘り下げられるのでは?という気持ちになりますので、本、できるだけ読みたいです。