衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

こんなこと云うのは俺ばかり『死の蔵書』『我らが影の声』『自由への一撃』『死の飛行』

ご無沙汰しております。

読みたかった文庫本を古書で買って積んでは崩して生きていました。

他の書評ではあまり見かけない、酷くて最低な感じで短い感想を書きました。

手軽に読めるはずなので、どうぞ。

 

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

やり手のせどりが殺された事件を追う古書が絡むミステリー。古書の蘊蓄はそれなりに面白いけど、チンピラの情婦にレイプされたかどうか認めさせるのに男性単身でしたやってこないで欲しいし、ハードボイルドと思ってやっている描写が全部デリカシーというか配慮なさ過ぎて読んでいてとても厭だった。

 

小説が戯曲化されて大当たりした青年作家とその周辺。ミステリーかと思って読んだら「はい、この世界はホラーです。テメェはセックスしたからアウトな!」という話だった。

もっと筋道通った展開になるんじゃ無いかと思ったら、そんな事なかったし、本当にセックスしたからアウト、ホラー的に酷い目に遭ってもらいます!って感じなんだよ…。

 

 

短編ミステリーのアンソロジー。読むタイミングじゃなかったのか、やっぱりミステリーは不得手なのか、かなり苦戦。

マーガレット・ミラー「谷の向こうの家」は幻想文学枠かな。

プロットが面白いのはロバート・ブロック「湖畔」、エドワード・D・ホック「二度目のチャンス」。「湖畔」はムショ仲間が隠したものを探しに仲間の奥さんと協力する話で、「二度目のチャンス」は泥棒に身を落とした女性の話。

 

ミステリー小説のアンソロジー。ペアである『自由への一撃』を読んで、ミステリーは得意じゃないなぁ…むしろ苦手…と思ったら、終盤にあったF・ポール・ウィルスン「顔」が掘り出し物だった。こういう事があるから、読書は楽しい。

その肝心の「顔」は異形に生まれた哀しみの犯罪話で、刑事の忘れたがっている過去や薬害を思わせる設定など丁寧に作ってある…と感じさせてオチの付け方が低級ホラー!だが、それが悪くない…という話。あー、消化試合みたいな積ん読崩しかと思ったら、この話読めたから良かった。

 

そんな具合です。

もっと楽しい読書もしたので、それはいずれ。