衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

蝶の夢も見たかもしれない『森の死神』

これは掘り出し物。

森の死神 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 213-2))

森の死神 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 213-2))

 

読了。

全身麻痺で口が聞けず目が見えない主人公と彼女が住む町で起こる子供を狙った連続殺人事件。

設定からして、期待しますよね、期待はそれなりに叶えられます…という具合。

主人公がお嬢様で、ばあやがいるんですけど、ばあやはお嬢様を人間扱いしてくれるし、出会った男性と恋に落ちて仲良くなる。主人公も主人公で、セックスは諦めたけどもっと動けたら筆談ができるから、えっちな話ができるぞ!と前向き。フランスって恋愛と性に前向きな国だと勝手に思っていたけど、だいたい合っている…?

お嬢様の一人称ということもあり、病気は違うけど、殺人があって目が見えない『潜水服は蝶の夢を見る』みたいなそんな作品。あと逆『ドント・ブリーズ』かな。

あと、連続殺人事件といえば…ということで、名前は出て来ないけど、ジェフリー・ダーマーの事だなって台詞があった。猟奇殺人と云えば、この人!みたいな人だなぁ…となりました。