読みたかった本を国会図書館で読んできました。
読了。
屠畜人の妻が豚になり豚を娶る「家畜小屋」、
厳格な父が病気をきっかけに人間の尊厳を地に落とす「鶏の脚」、
戦時下の少年たちが性欲のためにマネキンを改造する「女神像」の三編を収録。
表現がしたくて文章を選びました!な感じなので読みにくさはあるのだけど、その内容が人間より下、豚と等しく、犬より下!で、久々に変なの読んでしまった…という気持ちになる。
「家畜小屋」は汚物に塗れたり、豚としたり、「鶏の脚」は不随になった父を殴ったり動けないことをいいことに性器をいじられたりするので、SMとか知らないけど、なんかものすごくSMみたいなことをしている結果になっている。
それにしても読む前は平山夢明を泥臭くしてユーモアを抜いた感じかと思ったのですが、別物でしたね…。
古書で値段が高騰しているので読めずじまいでしたが、無事国会図書館で読めてよかったです。