読みたかった本を読んだので、その記録。
読了。
『血みどろ臓物ハイスクール』ってタイトルが最高だけど、切株大収穫の内臓大爆発ではなく、ローティーンにして父親ともヤるクソビッチ・ジェイニーの物語。
どこのページを開いても低俗な言葉が並ぶし、戯曲、詩、イラストなど様々な技法を取り入れている様子に作者が表現の手段に文字を選んだ感。
久々に変なの読んじゃったなぁ…。
元は夜想の少女特集で知った本だけど、文庫で復刊されたので、やっと読めた。
ロシアの作家:ソローキンを思い出したけど、『血みどろ臓物~』のキャシー・アッカーはパンクの人なので、読むパンクってこんな感じかな?と思うなど。
あとパンク少女が寺山修司をやったらこうなりそう、という感想も持ちました。
千野帽子「ガーリッシュ黒『黒い文學少女』のためのうぬぼれ鏡」に『血みどろ臓物~』が紹介されていました。
それを確認するために夜想を久しぶりに開きましたが、文学作品に比重を置いていて、そして宇野亞喜良へのインタビューもあって、この号やっぱり面白いな…となるなど。