怨みはないが、ありがたがりすぎるのはどうかと思うんだ。
読了。
京都市の洛外出身の著者による京都論。洛中の人に洛外出身をバカにされたという怨みをパワーに憎しみをやる気にして書かれていますが、楽しく読めるし、やっぱり京都はそうなのか…と思うなど。
安くて美味しいものは大阪にあって、大阪だけが京都をバカにできるそうです。
隣の滋賀はどうなんだろ?滋賀出身の恋人に聞いてもコメントは得られませんでした。
よくバラエティでは「琵琶の水を止める」なんて話もありますけど。
終盤は日本史絡みの話になるのですが、天龍寺は後醍醐天皇の怨霊化を恐れて作られた寺という話を読んで「後醍醐天皇の怨霊で日本転覆を目論む陰陽師とかいそう」と思いました。そんな帝都物語ならぬ京都物語(仮)があったら教えて下さい。