シンプルライフ系の本を読んでいたら毒抜きされすぎた感あるので、平山夢明と春日武彦の本を読んでいます。どちらも著作が多いのでしばらく楽しめそうです。
読了。
短編集。表題作は売春宿に猿とヤギが娼婦として配備された結果、猿が稼ぐもその猿を巡って事件が起こる話。
虐待、DV、貧困、不衛生…相変わらずですが、不幸ながらも後味が不思議と悪くない。特に最近の作品の方が話重視になってきたようで、「婆と輪舞曲」の真相がさらっとしているあたりに、初期作品に感じた残酷描写優先じゃなくなったのを感じました。
こっちのほうが好きです。