期待していた本が期待通りに面白いと嬉しいね。
読了。
精神科医の春日武彦と小説家の平山夢明が映画を中心にサイコパスについて語る本。
『悪魔のいけにえ』『羊たちの沈黙』『何がジェーンに起こったか?』色々語ります!個人の思い入れももちろん語るので「低評価だけどこれが好き」なんて細かい話も嬉しい。
そして映画『シャイニング』の新たな解釈の話が面白い。そう読み解けるよね!でもなんでもかんでもそれにつなげられるとはいえ面白いね!みたいな。
現実の事件の話もあるのですが、シリーズ前作『サイコパス解剖学』で急遽付言した座間の事件は我が家にテレビがないせいか「こんな事件あったね…え?そんなに酷いの!?」と麻痺した感想を持った。
あんまり残酷な事件について昔ほど調べなくなっただけかもしれないけど、文章を読んでいるとその後あまり報道されなかった様子。
平山夢明が読書メーターで自書の感想を観ているとあり、読書メーターで感想を書こうか迷う。登録しているけど、感想はほぼ書かないんだよね…。
春日武彦が神戸連続児童殺傷事件についてコメントを求められて「レアケース」と答えたら周囲が黙っちゃったなど春日武彦の仕事の話も多々ある。
そんな両人のいいとこ取りの不謹慎面白い本です。