長年読むのをためらっていた本を読みました。
- 作者: ウラジーミルソローキン,望月哲男
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1998/04/01
- メディア: 単行本
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読了。長かった…。
都会で弁護士やっていた主人公のロマンがロシアの田舎に帰ってきた!そして田舎で人に会った、飲んだ、狩りをしたの牧歌的な描写が400ページほど続く…狼と戦うあたりから話が動くけど醍醐味は2の後半からで、主人公ロマンと運命の相手タチヤーナの結婚式からの突然の津山事件的な何かになる。
噂に聞いていた終盤は確かに変なものを読んでしまった…という気持ちになるけど、コピペによる荒らしみたいで昔のインターネットでこんなの観たぞ…という間違った感想が出てくる。
コピペかと思って読み飛ばそうとすると変なことしているので、結局読んでしまったし、よくもまぁ、思いつく…と思ったけど殺戮は凶器は1つなのでだれるかな。
つくづくソローキンと云う人は何かを表現したくて小説選んだんだろうな…と思う。デザイナーから始まって小説書いたり、映画撮ったりしているので、だいたいあっていそう。
面白い面白くないでいったら、ロシア文学に詳しくないので別に面白くはない(!)んだけど、なんだか自分の中で一山こえた感。これで私は『ロマン』を読んだ人間になりました。