衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

時代変われば

明治期に書かれた小説を読んでいるのだけど、所々に今とモラルが違うのを感じてげんなりする。

同じ明治を舞台にした夏目漱石三四郎』でも列車の窓からポイ捨てする描写があったけれども、それの比ではない偏見を不意に見せつけられて「あ、やだな」と思った。

そういう事実であったのは受け止めるけど、何もかも良かった昔なんて無いと思うなど。昔の文化が好きだからって、その時代に生まれてその文化を享受できたとは思わぬようにしたい。特に意味はないけれども。

 

婦系図

婦系図

 

今読んでいるところ。そしてげんなりしたのが嫁の品定めに行ったり、芸者への偏見が連ねられているところ。とても厭な気持になった。

「女性というだけでそういう物扱いされんの…」と思ってしまったからか。

泉鏡花の奥さんが芸者さんで師匠の尾崎紅葉に怒られたとか、『婦系図』のお蔦は奥さんがモデルだとかあるので、実際にあったことがかなり反映されてはいるとは思うのでそういうものなのかもしれません。

が、時代の変化と受け取る私の心が良くないのか、へんなところで「あー、やだなー」と思うのと、泉鏡花の小説がどうやら合わないので読み終えても何か書くかは未定です。ただ、婦系図は今までよりは読みやすかったので唯一そこだけは安心しました。

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