衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

切腹、それは意外と死ねない『切腹論考』

読書のペースが落ちていたのは、文体が合わないから

切腹論考 (八切意外史)

切腹論考 (八切意外史)

 

読了。

満州切腹をしようとした日本軍を目撃するも意外と切れないし痛がるし…という目撃から始まる切腹とあと歴史上のアレコレを考察する本。

切腹で死ぬのは困難かつ、史上切腹ブームがあったのは昭和20年という伝統的な死に方でもなんでもなかった。

清水次郎長と舎弟のはらきり重蔵には下腹部に腹を切った後がいくつもあったぐらいだから、そう簡単にしなないそうだけど、腹がバーコード状態とは大きいリストカットみたいだね!と思ってしまった。

 

この本自体は丁度三島由紀夫が亡くなった年に書かれた本で、オマケで三島由紀夫についても触れられているのだけど、本編で「自決しようと志す人は『かっこよく』などと、惑わされることなく、自分のことゆえ、もっと確実にして安全な方法を、ぜひ選ばれた方がよかろうとおすすめしたい」と結ばれていた。

何事も夢を見すぎないほうがいいのである。

 

他にも遊女や捕物、どろぼう、叛逆などについて語った本ですが、文体との相性が悪くて読むのに時間を要しました…たまにあるんだよね、興味あるはずの話題でも文章との相性が悪いこと。