衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

世界一ィィィィーーーーッ?『健康帝国ナチス』

ちょっと読書が滞っていましたが、無事読み終えました。

健康帝国ナチス

健康帝国ナチス

 

読了。

ドイツの科学と医学のナチ化は一般に思われているほど単純じゃ無いことを示してくれる本(実際、それが目的とのこと)。労働力確保のためとはいえ、がんの研究、検診、酒やたばこの規制…健康に気を遣った施策もしていたんだよ!という話が真面目な調子で出て来ます。特に煙草の章が図版多めで力が入っている。

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 ネットで良く出てくる「煙草をやめれば高級車買えましたよ」の小話の元ネタ?煙草をやめればこれだけのものが買えましたよ、の図。

 

戦時中の日本のエピソードを書いた『決戦下のユートピア』で、雑草喰えよ!となった話が出て来たけど、ドイツもドイツで子供に「野草を摘んでドイツ茶にしようね!お父さんやお母さんにも教えてあげよう!」と教育していたとのこと。

どこの国も追い詰められると同じこと考えるのかしら…ただ、ポピーシードケーキやブルート・ヴルストを生み出した分(ブルート・ヴルストはそれ以前からあった気もするけど)、ドイツの方が上手な気がしてしまう。何もできないだけ日本が追い詰められていたともいえるかな…。

 

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個人的に印象に残った図。

ナチスがしたことは後の研究成果につながるものでも見なかったことにされがちですが、これもこのテの人たちの中ではなかったことになっているのかしら…?

 

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