衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

魂で選ぶ極上『この闇と光』

好きなものから始まる読書は楽しい。

この闇と光 (角川文庫)

この闇と光 (角川文庫)

 

読了。

城に幽閉される盲目のお姫様と城に暮らす王様、時々意地悪な下女の暗黒『甘い蜜の部屋』。

読み進めて違和感が明らかになると「やっぱり」となるし、題材はかなり苦手(そもそも私は『甘い蜜の部屋』が苦手)&諸事情あって、あるネタバレを知っていた…という悪条件ながら、文章に魅力があり読み進めるのが楽しかった。

あと『甘い蜜の部屋』と違って、姫が下女から時々虐待されているのが良くないけど、話としてはいいですね。

解説は皆川博子。解説でも引用されていた文章がよいので引用。

 

求めるものは、地位とも、虚名とも、金銭とも結びつかない。真に魂を震わせる「美」であり、魂によって選び抜かれた「極上のもの」だった。

 

今回、中川多理さんがこの本のお姫様を人形化したと聞いて、今回、読みました。

実際に

観てみるのが楽しみです。