衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

我が国は無茶苦茶であります!『決戦下のユートピア』

 

決戦下のユートピア

決戦下のユートピア

 

読了。

第二次大戦時の日本の日常についての読み物。

高級生地でモンペ作っちゃったり、鮨は喰えないこともない一方、野菜不足を雑草喰え!で補わせる無理強いをさせたり、かと思えば全国一斉祈祷で敵国に攻撃など、なんかもう無茶苦茶であったんだな、我が国は…というエピソードがてんこ盛り。

所々で著者が母から聞いた話が出てくる。

戦時下での出産で母は死んでも赤ちゃんは生きていたとか、板橋の家にいたら、中野から腹をすかせた兄弟がやって来たけど嫁いだ家の米を使えないので帰したらしばらくしたらその兄弟は病気で亡くなったとかそんな哀しい話が出てきた。

紹介されるエピソードは面白いのが多いのですが、この著者の文章と私は大変相性が悪く、なかなか頭に入ってこなかった。著者の扱うものは好きだけど、文章があまり相性が良くないというのは哀しいことである。