衛生ゴアグラインド

人形を愛で、本を読み、肉を食べる

虚構ばかりではよくないから『星の王子さま』

星の王子さま」観劇。寺山修司の舞台です。

歌も踊りもあって、人形劇もあって、盛りだくさん!やっぱり私が好きなものは大体この辺!そして満たされる!

寺山修司の影響下のものに触れてきたり、宇野亞喜良が好きだったりするのでみていると「懐かしい」という気持ちも出てくる不思議。

 

今回はちゃんとプレミアムシート(前列の席)で見たので、人形を動かしている様子が見られたのも収穫だった。人形は立体でもちゃんと宇野亞喜良の作画だったり、人形の頭に棒があって、それを人形遣いの人が咥えることで人形のしぐさのバリエーションを増やしているのも観られました。

今回の星の王子さまは衣装が最高に可愛かったので、私も可愛い格好したい欲が高まりました。スカートの下にはパニエばっちり、ドロワーズもちゃんと履いているっていうのはやっぱり可愛いですね。

 

さて、可愛いと思った一方、「星の王子さま」、見えるものを見ずにいる老婦人(毎晩星の王子様のコスプレをしている!)に対し、現実を直視していなかったような少女が現実の中で生きることを選ぶという話なのもよかった。

私は常々、少女でもない年ごろの女が少女性にすがり過ぎるとグロテスクになると思っていて、そしてそのグロテスクに自分が陥ることを恐怖している。

少女趣味の物は好きでも、少女性には縋り付いたりせず、現実での折り合いや落としどころはいつだって探しているので、寺山修司の作品で若さに縋り付かないともとれる話が観られて私はうれしかった。