掘り出しものだった映画『双生児』

母が楽しかったと云って話す話に読書の思い出と当時水戸にあった名画座にお弁当と水筒をもって映画を見たという話なので、この母にして娘の私…という気持ちしかない。

他人との共感を求めずに井戸を一人で掘るように物事を楽しんでいると、上手く水脈を掘り当てたような喜びがあるときもある。

私の場合はこの作品。

双生児

双生児

 

江戸川乱歩原作映画特集を新文芸坐(池袋にある名画座。池袋もまた乱歩とかかわりがありますね)で、行ったときに出会った映画。

この時のラインナップは『恐怖奇形人間』『盲獣』『屋根裏の散歩者』そして『双生児』。原作が短編かつ乱歩風味は薄い感じなので、期待していなかったのですが、双子と殺人以外全部やりたい放題に行った結果、乱歩的でいて他の乱歩映画と違った味わいの作品に仕上がっていてとても感激したのを覚えている。

監督は塚本晋也。後に『鉄男』シリーズも観ましたが、好きな作風の監督で当たり!という気持ち。でもまだ観ていない作品も多いので、楽しみにとっている。