過去との対峙『澁澤龍彦ドラコニアの地平』

世田谷文学館澁澤龍彦ドラコニアの地平』鑑賞。

土井典によるベルメールのレプリカと貞操帯が観られたので、よかった。あれは写真でしか見たことがなかったから。

 

私の母の娘時代(女子高生ぐらいかな)の頃の思い出に「澁澤龍彦の本を友人たちと回し読みした」という話があり、扱っている題材も興味があったので一般教養の一つとして読んでいた過去がある。

親からの影響とはいえ、それはサブカル女子にありがちな話であるし、後に母から「本当はね、澁澤龍彦じゃなくて牧逸馬が読みたかった。でもとても怖いと思って読めなかった」と告白されてしまう。

そうこうしているうちに澁澤龍彦矢川澄子の関係(DV、中絶、不妊)を知り、どうにも居たたまれない気持ちになってしまい、なんとなく心が離れてしまった。

 

展示では澁澤龍彦の所蔵の品が大量にあり、美術作品も多数。好みとは方向性が多少のズレがあったけど、好きなものに囲まれる部屋というのは良いなと久しぶりに思った。

趣味嗜好は少しずつ変わっていってしまうのだけど、過去に私はこれが好きだったのだ…帰ってきたのだ…と思うなどし、新居には絵を飾りたいなと思った。

まずは部屋の片づけなのだけれども。

 

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絵葉書を買いました。

引っ越しの直後なので「この部屋の荷造り大変そう」という俗っぽいことしか思いつきませんでした。