吸血鬼と云う幸せになれない選択肢

 

 吸血鬼の話をします。

 Abema TVで物語シリーズをよく放送しているのですが、この度、傷物語三部作をすべて見た人になりました。

 

小説の方も過去に手を出したのですが、文体が合わなかったのと吸血鬼観の不一致ですぐに挫折しております。が、アニメの方は楽しみました。絵柄が山本タカト知らないって云ったらウソだよね?というほどに目つきが悪い感じも好きです。

あと幼女キスショットが金髪おかっぱ細身の体で好みに一致しているのも大きかったですが、割とすぐ成長するのですが、それがあまり気にならないぐらいには楽しみました。

同じ新房監督作品は「さよなら絶望先生」はアニメも漫画も好きだったので、新房監督の作品が好きと云っても差し支えない気がします。

 

吸血鬼観の不一致って書きましたが、小説を読んだときに完璧無敵すぎるのがなんだか苦手なだったんですよ。いきなり四肢切断されていたけど。

太陽の下が平気な吸血鬼は他の(ラノベ枠とかではない海外の)小説でもいるんですけど、私は強いけど欠点があるみたいなのが好きで小説を読んだ数年前はなんとなく受け入れられませんでした。かつて沙村広明ローゼンメイデンを「気高いのにドアも開けられない」って指摘していましたが、そういうのが好きなんです。

話が戻って傷物語。アニメになるとキスショットがいきなり四肢ぶった切られているのは小説の通りなのですが、絵と音声が付いたときに四肢切断状態で主人公の暦に泣いてすがるのが不覚にもキましたし、キスショットの弱さがどんどん露呈していき、最終的にみんな不幸になる選択をするのも嫌いじゃなかったです。

調べたら私が小説を読んだのは5年前でした。5年間の間にそこそこ好みがはっきりしたと思いますが小説は好きになれなかったけど、アニメで観たら案外好きというそんな作品でした。

 

中学生の時に地上波で観たときに「うおー、最高!うおー!」と思った作品にして私の吸血鬼観を固定したもの。

男性陣よりも永久に少女の容姿を持つクローディアが私の中で深く影響がありました。人形を集めているとか人形の中に大切なものを隠すとか。

 

 

モールス (字幕版)

モールス (字幕版)

 

どっちも小説『モールス』を原作にしているのですが、総合的に好きなのは『ぼくのエリ』、画として好きなのは『モールス』でしょうか。

太陽の下にはいられないし、血しか受け付けない今どき硬派な吸血鬼ですが、『ぼくのエリ』と原作における設定を盛り込みすぎなエリが主人公の幸せになれないまでも唯一の希望があります。

 

 

 

暗黒映画入門 悪魔が憐れむ歌

暗黒映画入門 悪魔が憐れむ歌

 

かつて映画秘宝で出てきた文章でショックを受けたのは「モテない女とおばさんは吸血鬼が好き」でした。その記事を収録した本がこちら。

それをお世話になっている方にお話ししたところ「ほらー、吸血鬼って一度は手を出すか悩んでくれるじゃん?それ、モテない女とおばさんにはないでしょ?」という事で納得したものの、「モテない女とおばさんは吸血鬼が好き」ってはっきりまとめられるとショックですし、そうですね…ってなりますね。