写真嫌いと写真と乙女

写真が嫌いだった。

森茉莉のエッセイで「写真ノイロオゼ」というエッセイがあり、「私の写真の顔を自分の本当の顔だと信じることは私にとって、殆ど『死』だからである」「私は自分の写真の顔を見ると殆どすべての場合悪寒がし、それを観た瞬間の恐ろしさはものに喩えようもないが、その瞬間から後二、三日は魘されるのである」とまで云っていますがこれが「わかる」というぐらいには写真が嫌いでした。

 

ほとんどが醜形恐怖と思しき症状由来なので、最近は良くなったのか、今も得意ではないです。が、写真に映る私は楽しそうにしていることが多いので、まぁ悪くはないのかなと思いますが、それでも写真を観つつ「もう少し写真写りがよくなりたいなぁ」と思います。

ハロウィンパーティで写真を撮られる人たちを観ていたら、とっさに自分がよく映りそうな角度に顔やポーズをキメていたので、皆さん研究されているのですね。私ももう少し頑張ろう。あと何回おしゃれしたり写真に残りたいと思うかわからないけど。

 

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写真が嫌いで思い出したのが、この映画。別に写真嫌いがメインではない。

主人公のポーリーンが集合写真でうつむいてしまうシーンがあるのですが、実際のポーリーンもうつむいている写真が残っていて、映画→実際の事件でたどったのでやたら印象に残っています。

 

ヴィオレッタ(字幕版)
 

逆に写真を撮られるのが得意そうな方。

笑顔で写真に映ろうとしたら、ソウジャナイ!と母親に云われるヒロイン…そしてだんだん母好みの退廃的なポーズを取るようになっていくのですが、世に出てしまった写真を知っている上に後に娘が母を訴えるに至るのも知っているので見ていて複雑な気持ちになる映画でした。