積み重ねる愉しみ

本の奥付を見るのが好きで、初版はいつだとか、何刷だとか、その発行された年から「この初版は私が生まれる何年前だ」「当時私は何歳だ」なんて過去に思いをはせる遊びをする。

 

私にはmixiでほぼ毎日日記をついていた時期があるので、その時期に限っては何をしていたかが辿れるし、Twitterもログが残っているので、やっぱり過去が辿れる。

特にTwitterは「体調が悪い」なんて人から見たら不快なことを残していても、ログがたまれば「大体この時期はこんな感じだから、もう季節性のなにがしかなんだ」とあきらめと折り合いがつく。

 

暗い話を方を先にしてしまったけど「去年あるいは数年前の今頃何をしていた?」ということができるのは大変楽しい。

「食事会をして楽しかった」「この頃出会った」「一緒にどこそこ行った」など過去の思い出がちょっとだけ美化されて思い出される。

 

ただし、昔はよかったなどとは思わぬことは常に注意している。

「昔はよかったと思った瞬間に人は耄碌する」とは我が母の数少ない有益な教えだと思っている。

 

「昔はよかった」と言うけれど: 戦前のマナー・モラルから考える

「昔はよかった」と言うけれど: 戦前のマナー・モラルから考える

 

 はたして戦前の方がモラルが高かったかを新聞記事などから検証する本。蓋をあけてみればマナーは最悪、公衆は不衛生、児童への虐待、教師の変態犯罪など、これでも昔は良かったといえるのか!?というほど酷い事例が並ぶ本。

読んでいるとあえて酷い事例を載せているわけではなくところどころにフォローを入れてバランスよくセレクトしていることに注意していた様子が垣間見える。