私の人形趣味史、あるいは人形と同居するまでの話

私の人形趣味史…あるいは人形と同居するまでの話です。

 

 

そもそも私が球体関節人形を知ったのは、当時中学生の私がヴィジュアル系バンドにはまっていた頃に買っていたアプレゲールというミニコミで人形特集が組まれたからでした。 この時にハンス・ベルメール天野可淡四谷シモンと云った作家も知ることができたと記憶しています。大変バランスがいい始まりでした。2000年ぐらいの頃かと思います。

それからというもの、当時導入したばかりのインターネットで球体関節人形の画像を検索したり(当時は画像検索はないので人形サイトのリンク集から飛んでいた)、地元の本屋や古本屋で人形写真集を探す日々。

 

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天野 可淡 吉田 良

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吉田 良

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天野可淡と吉田亮の作品集は持っていました。

この頃、当時絶版で高値だったKATAN DOLLを格安で手に入れたという幸運も手伝ってますます創作人形好きに拍車がかかり、2004年の東京都現代美術館でのイノセンス人形展を筆頭に、数々の人形展を見てきましたが心は一向に満たされませんでした。

それどころか食傷してしまい、あまり人形展に行かなくなってしまいました。人形を扱う主なギャラリー…パラボリカやマリアの心臓、ヴァニラ画廊には足を運びながらもそんな人形との倦怠期が6,7年ありました。

実は倦怠期の間にブライスに手を出していたのですが、手放してしまったのであんまり熱心にはまっていなかったようです。

 

再び創作人形の世界を積極的に覗くようになったのは2011年の事。

息抜きに映画やアニメを見まくっていた中にローゼンメイデンがあって「そういえば私は人形が好きだったよなぁ」と思った矢先、夜想ベルメール特集で人形展がパラボリカでありました。

夜想 特集『ハンス・ベルメール』 夜想 特集『ハンス・ベルメール』

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ローゼンメイデンコラボのSD他、創作人形の数々が展示されていたので、当時の私にとって得な展示でした。 それを観に行った事、友人の友人が人形を作っていたことで再び私の人形への関心が高まったのでした。

この時に「理想の容姿の人形を手に入れたい」という欲望を自覚しました。

昔よりも発達したインターネットのおかげで作家や作品、その他人形に至るまで調べた結果、モデリングペーストでできたキットの存在を知り、キットによるカスタムを試みたこともあります。

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これをカスタムしました。私がカスタムしたときとはキットの内容がリニューアルされています。

キットなのに妙にアクが強い顔立ちでカスタムするのが大変でした。

なんとか完成させて、しばらくしてわかったことは自分で自分を満たす人形は作れない、作れたとしても時間がかかるということ。作家物の人形を探そう、好きな子を待とう…ということでした。餅は餅屋。

 

夜想bis ドールという身体 夜想bis ドールという身体

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 人形熱が戻ってきた頃に発行された夜想。中川多理さんのインタビューも掲載。

この翌年(2012年)に中川多理さんの作品が私の中でブームになり、

「この方の人形で最も好みのタイプの人形を身請けしよう」と心に決めたのでした。

(2013年には中川多理さんの小作品で気に入ったコを購入していますが、主に大きめの人形の話なのでここでは割愛します)

 

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2014年中川多理さんの作品集刊行に伴い、個展が開催されました。

同年秋に名古屋でも個展が開催されていますが、どちらも縁がありませんでした。

ただ、名古屋の個展の際に中川多理さんのお人形で好みのコは出てくるだろうなーということを予感した記憶があります。もう少し、待ってみます、待たせてくださいという希望がありました。

 

その希望は比較的早めに叶えられ、2015年5月、グループ展に出展された中川多理さんの人形、作品名「仔羊の血」を身請けすることにしたのでした。

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仔羊の血…愛称:りーぬをトランクに入れる遊び。