人形の話

縁あって、人形の着物を縫うというアルバイトをしたことがある。

その人形はお化け屋敷の美術に使われる人形で、数もあった関係で人形用の着物は数着作成。ほかにもアルバイトに従事した人は十数名いたと思う。

 

人形が作られている様子を近くで見たり、試作の着物を縫って着せたり、作家さんに「どんな困難があっても皆で助け合いよく話し合うのですよ」と云われたりしていた人形たちでもあるのだが、彼女らが今いるお化け屋敷は幽霊が出る、人形が怖いと云われているので、ギャップにくすっと笑ってしまう。

 

そして、ちゃんと働いている、役目を全うしているようで何より。