衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

人形

2023年1月1日

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 動画志向の世の中なので、文字を、文章を読むのが好きな人ってどのぐらいいるんだろう…と思うのですが、私自身が文字で伝えるというのが好きなのでのんびりやっていきます。 ずっとやっ…

東京阪ツアー「ストリップとお人形〜澁澤龍彦的なものっていっておけば通じる趣味嗜好〜」

思い出の振り返りとして、久しぶりの日記です。 連休中は大阪・京都を楽しんできました。 後の東京の話しにもつながるので、東京の事も合わせて3日分の話です。 5月2日東京→大阪(宿泊は京都) 5月3日京都(そして帰宅) 5月7日東京

久しぶりに人形遊び

今週のお題「雛祭り」 雛祭りは人形町にある寿堂のお菓子を買うことにしているので久しぶりに人形遊びをしました。 りーぬが物欲しそうな顔をするのはなぜだろう…ずいぶんと人間味が出てきた気がします。 あまり人形写真もアップしなくなっていましたが、針…

日本の人形の歴史と扱いについて『図説 日本の人形史』『人形歳時記』『日本人形史』

最近の人形×読書の成果報告です。 全て人形の吉徳(人形メーカー)に関連した本です。 図説 日本の人形史 メディア: 大型本 浮世絵や人形の吉徳に残る資料で観る日本の人形の歴史。 図版が中心ですが、人形に注目して浮世絵を集めているって意外と見掛けない…

このところの人形×読書『人形(書物の王国)』『人形は語らない』『月刊アートコレクターズ4月号』

このところの人形×読書の成果です。 人形 (書物の王国) 作者:季弘, 種村,ホフマン,エルンスト・テーオドア・アマデーウス,アンデルセン,ハンス・クリスチャン,ド・レニエ,アンリ,スティーヴンソン,ロバート・ルイス 発売日: 1997/12/01 メディア: 単行本 読…

人形と生きたあの頃『人形大使』『禁断の百年王国』

人形関係の本を読みました。 人形大使―もうひとつの日米現代史 作者:高岡 美知子 発売日: 2004/03/25 メディア: 単行本 読了。 渋沢栄一も関わった日米人形交流うち日本からアメリカへ送られた答礼人形について。メインは著者が現存する答礼人形すべてを観て…

人形作家の人の事『人形作家』

時間を置いて再読すると発見があるね。 人形作家 (中公文庫) 作者:四谷 シモン 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/07/21 メディア: 文庫 読了。 人形作家・四谷シモンの自伝。だいぶ昔に講談社新書で読んだことがあったけど、こちらは文庫版。書き…

和洋それぞれ『裸形と着装の人形史』『人形の文化史』

人形と暮らしている私が書いているブログなので、人形を扱った本の話もします。 裸形と着装の人形史 作者:岡本 万貴子 出版社/メーカー: 淡交社 発売日: 2012/03/09 メディア: 単行本 読了。球体関節人形がちゃんと体を作って服も着せてあるのは何故?という…

私は醜いけどアンタは綺麗『ぽろぽろドール』

人形が出てくる非ホラーの本を発見したので読みました。 ぽろぽろドール (幻冬舎文庫) 作者: 豊島ミホ 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2011/02/09 メディア: 文庫 クリック: 4回 この商品を含むブログ (8件) を見る 読了。 人形に纏わる短編集。表題作は平…

小鳥、京都に行く

先週は中川多理さんの個展を観に京都に行ってきました。 お供は人形のレッタです。 「京都タワー!」 「京都タワー!!」 「京都タワー!!!」 …なんとなく興奮が伝わるといいな…と思います。 京都は夜行バス→京都タワーの銭湯「YUU」…というルートで行きま…

小鳥にして少女『小鳥たち』

本を読む人形たち。 読んでいる本はこちら。 小鳥たち 作者: 山尾悠子,中川多理 出版社/メーカー: ステュディオ・パラボリカ 発売日: 2019/07/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 読了。 小鳥と少女の姿を自由に行き来する侍女たちの話。 中川…

私と人形と『人形気分』

このブログ、人形ブログとして始めたのですが、すっかり読書ブログです…。 人形気分 作者: 青山恵一,青山恵一追悼本出版実行委員会,竹内淳子 出版社/メーカー: マリアパブリケーションズ 発売日: 2019/09/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 読…

家族が増えました

りーぬの妹的な意味で。 久しぶりに人形の記事です。 立派な箱がやってきました。 中から手が翼の骨になっている女の子が! りーぬは「なんだかよくわからないけど…妹よね…」みたいな表情。 りーぬと同じく、中川多理さんの人形です。 命名:ヴィオレッタ。 …

所有5年目の話と『小鳥たち』

りーぬが手元にきて4年経ったり、私の誕生日があったりしましたが、需要があるのはりーぬの方なので、りーぬの写真を載せておきます。 前に撮ったオフショット。 実際のりーぬと写真のりーぬ。 私に似て?写真嫌いなのか写りのいい時と悪い時が激しいりーぬ…

今日から5年目

りーぬと出会って4年経ちました。 2019年5月撮影。 なかなか服を作ったりなんなりはご無沙汰ですが、ご無沙汰でも変わらずいてくれるのが人形の良いところ。 5年目もよろしくね、という気持ち。

人間と人形の事『人形メディア学講義』

人形について論じた本が楽しいと大当たり!って気持ちです。 人形メディア学講義 作者: 菊地浩平 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/09/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 読了。 人形と人形文化について。元は大学の講義。言葉が伝…

人形が生殖と出会う世界『〈妊婦〉アート論』

読みたかった本が読める喜び。 〈妊婦〉アート論 作者: 山崎明子,藤木直実 出版社/メーカー: 青弓社 発売日: 2018/01/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 読了。 妊娠したラブドールの写真から始まる妊娠や妊婦のアートや文芸での扱われ方など…

久々のメディカルフェチ

連休中にトレヴァー・ブラウンの個展に行って限定販売していた画集を買ったので、久々にりーぬにメディカルフェチな格好をさせました。 人形+包帯もトレヴァー・ブラウンの作品でよく出てきますが、今回の画集はレザーやラバーっぽい感じでした。 トレヴァー…

人形と暮らす私が読んでみた『人形遊びの心理臨床』

対象読者ではないけど、人形の取り扱われ方は気になるから。 人形遊びの心理臨床 (箱庭療法学モノグラフ 第7巻) 作者: 菱田一仁 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2017/10/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 読了。 心理臨床の視点からの人形…

写真と実物と

中川多理写真展「貴腐なる少年たちの肖像」に行ってきたときに、りーぬことマルスリーヌの写真を購入しました。 本人と。 やっぱり我が家にいる彼女が大好き。 照明の関係もあるけど、写真の頃とは雰囲気が変わった気がします。 前はもう少し不安げだったの…

人形のための練り切り

遅ればせながらひな祭りのお菓子を開封しました。 大集合。りーぬの顔にピントが合っているの図。 お雛様用の練り切りです。 ガラスの器には小さな練り切り。 ガラスの器には切子細工がされています。 人形町にある「壽堂」のお菓子なのですが、雛祭りの時期…

節分、鬼あそび

読書の話題が多くなってきたこのブログですが、お人形ブログを目指していたんですよね…実は。 というわけで、りーぬが久しぶりに登場です。 節分なので、鬼のお面をつけました。 チェーンソーを持たせたので、間違ったなまはげみたいになっています。 最近、…

友情と希望『青い目の人形物語』

人形が題材になっているとつい読んじゃう私。 青い目の人形物語 (1) 平和への願い アメリカ編 作者: シャーリーパレントー,河野万里子 出版社/メーカー: 岩崎書店 発売日: 2015/06/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 青い目の人形物語 (II) 希…

私の人形は素敵な人形『りかさん』

りかさん (新潮文庫) 作者: 梨木香歩 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/06/28 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 36回 この商品を含むブログ (134件) を見る 読了。 人と心を通わせる事ができる日本人形「りか」と彼女の新たな持ち主になった少女と周…

服従と抵抗『人形つくり』

久々に掘り出し物を見つけた感。こういう時にいい仕事していますね…と勝手に鑑定団になってします。 人形つくり (ドーキー・アーカイヴ) 作者: サーバン,横山茂雄,若島正,館野浩美 出版社/メーカー: 国書刊行会 発売日: 2016/05/25 メディア: 単行本 この商…

人形たちとクリスマス

クリスマスっぽい写真を撮りました。 あまり人形たちを使って幻想的な何かというよりは、人間と暮らす人形という感じでお送りしております。 りーぬが心なしか不満げなのはブッシュ・ド・ノエルにできないツリーだからかしら?

読書する喜び『夜想#中川多理—物語の中の少女』出版記念展・京都巡回展

『夜想#中川多理—物語の中の少女』出版記念展・京都巡回展の感想を書いていないのを思い出したので、その感想。 少女とあるけれども、今回は男子率高め。ただ、男子という創作人形では比率的に多くはない造形で見せてくれることにより、作者の造形力や表現力…

始まりの話

創作人形が好きな人は一体、どこから入ってきたんだろう?という呟きを見かけたので、何度目かわからないけど最初の話。 私の創作人形好きはヴィジュアル系バンドから…ヴィジュアル系バンドミニコミのアプレゲールの人形特集が天野可淡、四谷シモン、吉田良…

『人形たちの白昼夢』に出てくる人形の容姿一覧

容姿を褒める意味での「人形のような」という表現が気になる人でもあるので、先日の本から考えてみる。 人形たちの白昼夢 作者: 千早茜 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/08/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る こちらの本に出…

大越孝太郎と人形

先日の「容姿をほめる意味で人形のような…と使われるようになったのはいつ頃?」という話を頭の片隅に置いて生きています。 1911年が初出の童謡「人形」(私の人形は良い人形~♪って歌です)は人形の容姿をほめる歌なので、これ以降でもいけるのでは?という…