衛生ゴアグラインド

本、人形、素体

ハロウィンとご遺体『実録死体農場』

アメリカではハロウィンの飾りに本物の人骨が使われているケースがあるそうで、その大半は日本人の骨だそうです。

 

実録 死体農場 (小学館文庫)

実録 死体農場 (小学館文庫)

 

 

出典はこの本。 

人間の死体の腐敗などについて研究、調査、実験をしているテネシー大学人類学研究施設、通称:死体農場の設立者が関わった死体にまつわる話。

読んでみて知的猟奇心を満たしてくれた事を報告致します。

環境による死体の腐敗や白骨化、蛆虫の湧き方、猟奇殺人の死体の話など興味深い話しかないのですが、特に防腐処理された死体の話が興味深かったです。防腐処理にもやっぱり限度もあるし環境もあるかー、そうかー。

フィリップ・K・ディック酒場に行ってきた

hikimusubi.hatenablog.com

行きたいと云っていたフィリップ・K・ディック酒場(以下PKD酒場)に行ってきました。

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小川町から歩いたら迷子になったけど、無事たどり着いたよPKD酒場!

看板もあって目立つぜ、PKD酒場!

 

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中に入ると各国の『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の表紙が貼られています。

やっぱり羊を吊ったデザインが多し。

 

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ブレードランナー』に出てきたユニコーンを折れます。

お通しのごとく折り方と折り紙を頂きました。

折り紙を折りつつ料理を待つなど。

 

料理の写真がありませんが、「アンドロイドは羊の野菜炒めを食うか?」「屋台のおやじの水餃子」を注文。

野菜炒めは羊の肉入りでお酒のつまみになるように味はちょっぴり濃いめ、屋台の親父の水餃子はスープにシソが入っていてすっぱめさっぱりなスープでおいしかったです。

同行してくれた恋人がカクテル「デッカード」を飲んでいましたが、ジンジャーエールが入っている味と云っていました。

 

開催されている早川書房の喫茶店:クリスティでは、同時に神田カレーグランプリも行われており、後から来たお客さんがカレーかPKDか聞かれていました。

ん?私たちは何にも聞かれていないぞ…店に入る前に看板を撮影したから?

コンセプトカフェというよりは、出版社の喫茶店がPDKにちなんだメニューを出しているという感じです。店員さんに変に話しかけられたりしないので、一人で行っても、仲間内で行っても気楽な感じでした。

3体目 T soul Brother

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2015年12月撮影。

中川多理さんのワークショップにて。

作りかけのイノサン、川に流された百鬼丸にちょっと似ています。

 

この頃にはレレチカもマルスリーヌもいたのですが、好きな作家のワークショップで構造も見ることもできて、とても楽しかったです。

参加者もオーナーの方がちらほらいました。

 

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2015年12月撮影。

イノサンと対面するマルスリーヌ。

りーぬの表情がすごく不安げです。

お祓いと幸福『鬱屈精神科医、お祓いを試みる』

 

鬱屈精神科医、お祓いを試みる

鬱屈精神科医、お祓いを試みる

 

 

読了。 住居や生活に関してのエッセイ(著者としては私小説)。

前作が『鬱屈精神科医、占いにすがる』なので神社めぐりかと思ったら違った。 お祓いはモーパッサンエッフェル塔が見えないからという理由でエッフェル塔のカフェで食事をしていたことにヒントを得て、あえて自分を認めなかった母が住んでいた家に住むことをお祓いとしたからとのこと。

 

著者が精神科医なので患者が変な家を作った、持っていたというエピソードも近くにいたら大迷惑だが読み物として楽しい。全体的なトーンが暗くて落ち着く。それほどメインには出てこない配偶者と著者のエピソードがとても良い。

うたたねをしていたら、配偶者が歌を歌いながら食事の準備をしていたという話なのですが、その様子を「今現在を肯定している気持ちが、そのまま素直に歌という形を取っているように感じられた」とあり、「大きな安堵感であった」と表現している。

 同じ著者の『幸福論』では著者の配偶者が著者の寝室に猫(配偶者にしか懐かない)を入れるエピソードが幸福の1つ数えられていたが、幸福なるものは自分の日常で感じる安堵なのかもしれないと思いつつも、幸福について語ると途端に胡散臭くなるので、この辺で。

 

幸福論 ―精神科医の見た心のバランス (講談社現代新書)

幸福論 ―精神科医の見た心のバランス (講談社現代新書)

 

 斜に構えた話ばかりなのですが、珍しいものを見たことを世界の仕組みを観たと表現するなど「確かにそれはちょっと嬉しい」と思う話が多々ある。

リピート初めまして

久しぶりにブログを開始します。

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我が家の人形たち。
上からレレチカ、マルスリーヌ、イノサン…中川多理さん作だったり、関連していたりの人形です。詳しい紹介はまた後日。
今までは雑多なブログを細々とやっていましたが、人形の話を軸に置きたいところ。
タイトルはもっと何とかしたかったのですが、「衛生グラインドコア」以外思いつきませんでした。
もうデスとかグラインドとかつくタイトルはやめたかったのに!
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デスとかグラインドとかつくようなものは避けたかった…の元ネタ。
金髪小柄なサブカル女子:小春川が好きです。人ごとに思えないからもう少し幸せになってほしい。